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帯状疱疹の定期予防接種

更新日:2025年2月17日

ページ番号:75947699

掲載しているものは全て「予定」の情報です。
実際に実施される制度と異なる場合もありますのでご注意ください。
今後も国から新しい情報が提供されましたら、都度更新してお知らせします。

帯状疱疹ワクチンの定期接種について

2025年度から、65歳の方などへの帯状疱疹ワクチンの予防接種が、予防接種法に基づく定期接種の対象になる予定です。

定期接種の内容について(案)

定期接種の具体的な内容については、以下のように示されています。

開始時期

2025年(令和7年)4月(予定)

対象者

  • 2025年度に65歳を迎える方
  • 60歳以上65歳未満の方であって、ヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害を有する方

対象者の経過措置

経過措置として、定期接種の開始から5年間(2029年度まで)は以下の方も対象となります。

  • 65歳を超える方については、5歳年齢ごと(70、75、80、85、90、95、100歳)
  • 101歳以上の方については、定期接種開始初年度に限り全員
 70歳75歳80歳85歳90歳95歳100歳101歳~
2025
(令和7)
年度
1955
(昭和30)
1950
(昭和25)
1945
(昭和20)
1940
(昭和15)
1935
(昭和10)
1930
(昭和5)
1925
(大正14)
1924
(大正13)
以前
2026
(令和8)
年度
1956
(昭和31)
1951
(昭和26)
1946
(昭和21)
1941
(昭和16)
1936
(昭和11)
1931
(昭和6)
1926
(大正15
・昭和元)
対象外
2027
(令和9)
年度
1957
(昭和32)
1952
(昭和27)
1947
(昭和22)
1942
(昭和17)
1937
(昭和12)
1932
(昭和7)
1927
(昭和2)
2028
(令和10)
年度
1958
(昭和33)
1953
(昭和28)
1948
(昭和23)
1943
(昭和18)
1938
(昭和13)
1933
(昭和8)
1928
(昭和3)
2029
(令和11)
年度
1959
(昭和34)
1954
(昭和29)
1949
(昭和24)
1944
(昭和19)
1939
(昭和14)
1934
(昭和9)
1929
(昭和4)
2030
(令和12)
年度
経過措置終了

※当該「年度生まれ」の者が対象
(例)1955(昭和30)年度生まれの者=生年月日が「1955年4月2日~1956年4月1日」の者

用いるワクチン

帯状疱疹ワクチンには「生ワクチン」と「組換えワクチン」の2種類があり、接種回数や接種方法、接種スケジュール、接種条件、効果とその持続期間、副反応などの特徴が異なる。
※詳しくは以下をご確認ください。

接種費用

未定

その他

  • 帯状疱疹にかかったことのある者についても定期接種の対象とする。
  • 定期接種の対象者が既に一部の接種を任意接種として行った場合は、残りの接種を定期接種として扱う。
    (※1回目は任意接種として取扱い、2回目のみを定期接種として取り扱う)
  • 組換えワクチンの交互接種については認めない。
    (※1回目に生ワクチン、2回目に組換えワクチンの接種は不可)
  • 他のワクチンとの同時接種については、医師が特に必要と認めた場合に行うことができる。
  • 生ワクチンとそれ以外の注射生ワクチンの接種間隔は27日の間隔を置くこととする。

既に任意接種として帯状疱疹ワクチンを接種した方について

定期接種対象者から除かれる者等については、予防接種法施行規則第二条で規定されています。
同第二条第一項において規定の通り、当該予防接種に相当する予防接種を受けたことがあり、当該予防接種を行う必要がないと認められる場合は、定期接種の対象外となります。

帯状疱疹とワクチンについて

帯状疱疹とは

帯状疱疹は、過去に水痘(水ぼうそう)にかかった時に体の中に潜伏した水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化することにより、神経に沿って、典型的には体の左右どちらかに帯状に、時に痛みを伴う水疱(水ぶくれ)が出現する病気です。
合併症の一つに皮膚の症状が治った後にも痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」があり、日常生活に支障をきたすこともあります。
帯状疱疹は、70歳代で発症する方が最も多くなっています。

帯状疱疹ワクチンとは

帯状疱疹ワクチンには以下の2種類があります。

  • 生ワクチン(阪大微研:乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」)
  • 組換えワクチン(GSK社:乾燥組換え帯状疱疹ワクチン「シングリックス」)

接種回数や接種方法、接種スケジュール、接種条件、効果とその持続期間、副反応などの特徴が異なっていますが、いずれのワクチンも、帯状疱疹やその合併症に対する予防効果が認められています。

 生ワクチン(阪大微研)組換えワクチン(GSK社)
接種回数(接種方法)1回(皮下に接種)2回(筋肉内に接種)
接種スケジュール-通常、2か月以上の間隔を置いて2回接種(※)
接種できない方病気や治療により免疫が低下している方は接種不可免疫の状態に関わらず接種可能
接種に注意が必要な方
  • 輸血やガンマグロブリンの注射を受けた方は治療後3か月以上置いて接種
  • 大量ガンマグロブリン療法を受けた方は治療後6か月以上置いて接種

筋肉内に接種をするため、以下の方は注意が必要

  • 血小板減少症や凝固障害を有する方
  • 抗凝固療法を実施されている方

※病気や治療により、免疫の機能が低下した方、または低下する可能性がある方等は、医師が早期の接種が必要と判断した場合、接種間隔を1か月まで短縮可能

接種ができない方

以下の方等はいずれのワクチンも接種できません。

  • 接種前に発熱を呈している方
  • 重篤な急性疾患に罹っている方
  • それぞれの予防接種の接種液の成分によってアナフィラキシーを呈したことが明らかな方

接種に注意が必要な方

以下の方等はいずれのワクチンについても接種に注意が必要です。

  • 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患等の基礎疾患を有する方
  • 予防接種を受けて2日以内に発熱や全身の発疹などのアレルギー症状があった方
  • けいれんを起こしたことがある方
  • 免疫不全と診断されている方や、近親者に先天性免疫不全症の方がいる方
  • 帯状疱疹ワクチン(生ワクチン、組換えワクチン)の成分に対してアレルギーを起こすおそれのある方

帯状疱疹ワクチンの効果

帯状疱疹に対するワクチンの予防効果(報告)
 生ワクチン(阪大微研)組換えワクチン(GSK社)
接種後1年時点6割程度9割以上
接種後5年時点4割程度9割程度
接種後10年時点-7割程度

※合併症の一つである、帯状疱疹後神経痛に対するワクチンの効果は、接種後3年時点で、生ワクチンは6割程度、組換えワクチンは9割以上と報告されています。

帯状疱疹ワクチンの安全性

ワクチンを接種後に以下のような副反応がみられることがあります。
接種後に気になる症状を認めた場合は、接種した医療機関へお問い合わせください。

主な副反応の発現割合
 生ワクチン(阪大微研)組換えワクチン(GSK社)
70%以上-疼痛(※)
30%以上発赤(※)発赤(※)、筋肉痛、疲労
10%以上そう痒感(※)、熱感(※)、腫脹(※)、疼痛(※)、硬結(※)頭痛、腫脹(※)、悪寒、発熱、胃腸症状
1%以上発疹、倦怠感そう痒感(※)、倦怠感、その他の疼痛
頻度不明アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎ショック、アナフィラキシー

(※)ワクチンを接種した部位の症状(各社の添付文書より厚生労働省にて作成)

現在実施中の接種費用の助成について

任意接種として帯状疱疹の予防接種を受ける「満50歳以上の方」に対する、接種費用の一部助成を実施しています。
2025年3月31日までの予定)
詳しくは、以下のページをご確認ください。

帯状疱疹ワクチンについて(厚生労働省ホームページ)

厚生労働省のホームページへのリンクです。
帯状疱疹ワクチンの接種に関するお知らせ、ワクチンについての情報、よくある質問へのお答えなど、帯状疱疹ワクチンについての情報が掲載されています。

お問い合わせ先

保健予防課

西宮市池田町8-11 池田庁舎3階

電話番号:0798-35-3308

ファックス:0798-33-1174

お問合せメールフォーム

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