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感染性胃腸炎について

更新日:2023年3月16日

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感染性胃腸炎について

感染性胃腸炎とは、細菌やウイルスなどの病原体による感染症です。ウイルス感染による胃腸炎が多く、毎年秋から冬にかけて流行します。

原因と感染経路

原因となる病原体には、ノロウイルス、ロタウイルスなどのウイルスのほか、細菌や寄生虫もあります。
感染経路は、次のとおりです。

  • 経口感染:汚染された食品を食べることによる感染
  • 接触感染:病原体が付着した手で口に触れることによる感染
  • 飛沫感染:患者のおう吐物の飛沫を吸い込むことによる感染

ノロウイルスは小さいウイルスであるため、患者のおう吐物が乾燥するとウイルスが空気中を漂い、漂ったウイルスを吸い込むことで感染する可能性があります。これを空気感染といいます。

症状

病原体により異なりますが、潜伏期間は1~3日程度です。

  • ノロウイルスによる胃腸炎

主な症状は、おう吐、下痢、腹痛であり、有症期間は平均24~48時間です。
健康な方は軽症で回復しますが、子どもやお年寄りなどでは重症化したり、吐ぶつを誤って気道に詰まらせて死亡することがあります。

  • ロタウイルスによる胃腸炎

主な症状は、水のような下痢、吐き気、おう吐、発熱、腹痛です。また、発熱や腹部の不快感などもよくみられます。有症状期間は平均5~6日です。
大人は何度も感染を経験しているため、ほとんどの場合、症状が出ません。
しかし、乳幼児は、激しい症状が出ることが多く、特に初めて感染したときに症状が強く出ます。脱水症状がひどくなると点滴が必要となったり、入院が必要になることがあります。
合併症として、けいれん、肝機能異常、急性腎不全、脳症、心筋炎などが起こることがあり、死に至る場合もあります。

予防のポイント

  1. 食事の前やトイレの後などには、必ず手を洗いましょう。
  2. 下痢やおう吐等の症状がある方は、食品を直接取り扱う作業をしないようにしましょう。
  3. 患者のふん便やおう吐物を処理する場合は、使い捨てのビニール手袋とマスクをつけて処理しましょう。
  4. 子どもやお年寄りなど抵抗力の弱い方は、加熱が必要な食品(特に二枚貝)は中心部までしっかり加熱して食べましょう。

※ロタウイルスは予防接種ワクチンがあり、令和2年10月1日から定期予防接種となりました。
ロタウイルス感染症の予防接種

参考

食中毒の発生状況

食品衛生課のホームページをご覧下さい。

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