RSウイルス感染症について
更新日:2024年12月26日
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RSウイルス感染症とは
RSウイルスに感染することで、引き起こされる呼吸器の感染症です。
生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%の児がRSウイルスに少なくとも1度は感染すると言われており、生涯にわたって感染を繰り返します。
幼児期や成人でかかると軽い風邪症状ですむことが多いですが、生後6ヶ月以内に感染した場合や2歳未満の基礎疾患を有する児、早産児が感染した場合は、細気管支炎、肺炎など重症化する場合があります。
また、慢性呼吸器疾患等の基礎疾患を有する高齢者が感染すると、重症肺炎を起こす原因になることもあり、注意が必要です。
症状と潜伏期間
感染してから潜伏期間は2~8日と言われており、発熱、鼻汁、咳などの症状が数日続きますが、多くは自然軽快します。
その後咳がひどくなる、喘鳴が出る、呼吸困難となるなどの症状が出現した場合、細気管支炎、肺炎へと進むことがあります。
ウイルスに対する特別な治療法はなく、症状を軽くするための治療が中心です。
感染経路と予防のポイント
感染経路は咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込む飛沫感染や、ウイルスが付着した手で鼻や口を触ることで感染する接触感染です。
そのため、予防策としては日常的に触れる物や場所をこまめに、アルコールや塩素系の消毒剤などで消毒したり、流水・石けんによる手洗いやアルコール製剤による手指の消毒があります。
また、咳エチケットやマスクの着用も効果的です。RSウイルス感染症に注意しましょう(厚生労働省)(PDF:408KB)
RSウイルス感染症Q&A(厚生労働省)(外部サイト)
RSウイルスワクチン
60歳以上を対象としたワクチンと、生まれてくる子の予防を目的に妊婦に接種するワクチンがあります。
いずれも法令にもとづく予防接種ではない任意の予防接種であり、接種費用は全額自己負担になります。
接種を希望される場合は医療機関にお問い合わせください。
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