日本脳炎の予防接種
更新日:2024年6月26日
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概要
日本脳炎はブタの体内で増えた日本脳炎ウイルスが蚊によって媒介され、感染します。
ヒトからヒトへの感染はありません。
7~10日の潜伏期間の後、高熱、頭痛、嘔吐(おうと)、意識障害、けいれんなどの症状を示す急性脳炎になります。
全国的な感染者数は毎年2桁台で推移していますが、脳炎にかかった時の死亡率は約20~40%です。
生存者の45~70%に神経の後遺症が残り、特に乳幼児には重度の障害が残ることが多いと言われています。
日本脳炎予1期定期予防接種を3回(初回2回、追加1回)接種することで、基礎免疫を付けることができます。
さらに、1期の接種によってついた基礎免疫が時間の経過により下がってくるところで、2期接種を4回目として行うことにより免疫機能を長く保つことができます。
なお、副反応としては、発熱や腫れ等が見られることがあります。
標準的な接種期間
1期・初回
3歳から4歳未満
1期・追加
4歳から5歳未満
2期
9歳から13歳未満
対象者・接種間隔・接種回数
日本脳炎は合計4回接種します。
平成17年度から21年度まで日本脳炎の積極的な接種の呼びかけを中断していたため、生年月日によって、接種可能な時期が異なります。
詳しくは以下をご確認ください。
平成21年10月2日から現在までの間に生まれた方
平成21年10月2日以降に生まれた方は、通常の対象年齢での接種となります。
接種の区分 | 接種が可能な期間 | 接種間隔 | 接種回数 | |
---|---|---|---|---|
1期 | 初回 | 生後6月から生後90月に至るまで (生後6か月となる誕生日の前日から、生後90月となる誕生日の前日まで) | 6日以上 | 2回 |
追加 | 1期初回終了後、6か月以上 | 1回 | ||
2期 | 9歳以上13歳未満 (9歳となる誕生日の前日から13歳となる誕生日の前日まで) | 1期追加終了後、6日以上 | 1回 |
平成19年4月2日から平成21年10月1日までの間に生まれた方
定期予防接種の対象外です。
9歳以上13歳未満が接種の対象でしたが、現在では平成21年10月1日生まれの方も13歳以上になっているため、定期予防接種の対象外となっています。
9歳以上13歳未満が接種の対象でしたが、現在では平成21年10月1日生まれの方も13歳以上になっているため、定期予防接種の対象外となっています。
平成7年(1995年)4月2日から平成19年(2007年)4月1日までの間に生まれた方
平成17年度から平成21年度の間、日本脳炎ワクチンの積極的な接種勧奨を差し控えていたことから、その影響を受けた世代の方を対象に、接種期間の緩和を行っています。
接種の区分 | 接種が可能な期間 | 接種間隔 | 接種回数 | |
---|---|---|---|---|
1期 | 初回 | 20歳未満 (20歳となる誕生日の前日まで) | 6日以上 | 2回 |
追加 | 1期初回終了後、6か月以上 | 1回 | ||
2期 | 9歳以上20歳未満 (9歳となる誕生日の前日から20歳となる誕生日の前日まで) | 1期追加終了後、6日以上 | 1回 |
留意事項
- 1期の接種回数が不足している場合は、不足回数分を20歳の誕生日の前日まで接種可能です。
- 2期を接種していない場合は、20歳の誕生日の前日まで接種可能です。
- 平成23年5月20日までに日本脳炎定期予防接種を1回でも受けている場合は、6日以上の間隔で追加接種が可能です。
- 日本脳炎3期は予防接種法の改正により、平成17年以降廃止されました。
委託医療機関及び実施方法
委託医療機関及び実施方法についてはリンク先を参照してください。
お問い合わせ先
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