11月号 西宮の伝統産業を支えた道具と職人
更新日:2018年2月2日
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放送日 | テーマ | 音声配信 |
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11月6日 | 酒造り | |
11月13日 | 桶造り | |
11月20日 | 船坂の寒天、山口の竹かご | |
11月27日 | 名塩の紙すき/質問コーナー | 11/27放送を聴く(音楽ファイル(MP3):27,185KB) |
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西宮の伝統産業は、「日本酒」、「名塩和紙」だけでなく、「寒天」や「竹かご」なども盛んでした。これらを生産するのに欠かせないのが“道具”ですが、現在では機械化が進み、あまり見られなくなってしまいました。今回は、西宮の伝統産業を支えた道具とそれを生み出す職人にスポットをあて、その“技”と“ちえ”の数々をご紹介します。
【第1話】酒造り
酒蔵の風景として、よく見かけるのは仕込み用の大桶でしょう。底の直径約2mの大桶は、酒造りの歴史においても重要な道具です。桶とならんで酒蔵に欠かせないのが、樽。似たイメージを持たれがちな桶と樽には、実はたくさんの違いがあります。桶・樽のほか機械化前の酒造りでは、多くの木製道具が使われました。今回は、酒造りの道具と、それを生みだす職人について紹介します。
【第2話】桶造り
酒造り用具の印象が強い大桶ですが、近代の西宮では味噌・せっけん・寒天といった酒造以外の製造業でも桶師の技は必要とされてきました。西宮最後の桶師は、材料に柾目の吉野杉と山城の竹を材料に使いました。桶造りは、鉋(かんな)をはじめとする桶を造る道具の製作作業からはじめることも多かったといいます。美しく木目が揃い一滴の水も漏らさない桶を造りだす桶師と彼らを支えた道具を紹介します。
【第3話】船坂の寒天、山口の竹かご
かつて盛んだった船坂の寒天と山口の竹かご。寒天は冬の寒さを利用して作り、竹かごは有馬温泉の湯治客のみやげ物として珍重されました。いずれも明治から昭和の初めまでが最盛期でしたが、大量生産品や輸入品などの安価なものに押され、寒天造りは平成10年、竹かご造りは昭和40年代末に伝統産業の灯が消えました。今回は、船坂の寒天造りと山口の竹かご造りで使われた道具について紹介します。
【第4話】名塩の紙すき /質問コーナー
西宮の伝統産業として酒造りともに挙げられるのが名塩の紙すきです。名塩に紙すきの技術を伝えたのは東山弥右衛門とされ、江戸時代のはじめころといいます。名塩紙の特徴は、雁皮(がんぴ)を原料にし、泥を入れ込むという点です。湿気や虫食いに強く、江戸時代には藩札(各藩が独自で作って発行した紙幣)に使われました。今回は、紙の規格や種類などに応じて使い分けていた、紙すき道具を紹介します。
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