9月号 酒が醸す 西宮の近代化
更新日:2017年9月28日
ページ番号:50933022
放送日 | テーマ | 音声配信 |
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9月4日 | 酒造りの近代化 | |
9月11日 | 海運業への進出 | |
9月18日 | 事業の多角化 | |
9月25日 | 教育への情熱と地元の発展/質問コーナー | 9月25日放送を聴く(音楽ファイル(MP3):27,186KB) |
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日本有数の酒処・灘五郷。そのうち西宮市には、西宮郷と今津郷の2つがあります。酒造りに欠かせないのは、米と水と人。中でも「宮水」は西宮の風土と気候が生んだ名水です。しかし、現在まで酒造業が発展しながら継続するには、ほかにも様々な戦略がありました。今回は、近代化を遂げた酒造業と、酒造業がもたらした西宮の町づくりについてお話します。
【第1話】酒造りの近代化
西宮では江戸時代の初期から酒造りが始まり、江戸で人気を得たことから全国でも有数の酒造地帯へと発展し、現在まで連綿と続いています。このように歴史のある産業ですが、技術や設備といった様々な点で進化をしてきました。特に明治時代に入ると、他の産業と同様に近代化の道を進むことになります。第一話では、酒造という伝統産業がどのように近代化したのかについてご紹介します。
【第2話】海運業への進出
「下り酒」と呼ばれて江戸で人気を博した上方の酒は、西宮と大坂の港から樽廻船で運ばれていました。やがて資本を蓄えた酒造家自身が廻船経営に乗り出し、多くの船を所有することとなります。明治時代に入り和船から西洋式帆船・蒸気船へと近代的な船舶へと転換を遂げ、海外へ向けての航路を確立する等発展していきます。第二話では、酒造から派生した海運業についてご紹介いたします。
【第3話】事業の多角化
近代に入ると酒造に軸足を置きつつ、時代に応じた産業へと事業を多角化させていきました。従来木造であった酒蔵が煉瓦で建築されるようになり、その建材である煉瓦の製造をてがけました。また、国内でもマッチ製造が盛んな神戸で、マッチ工場の払い下げを受け、さらに西宮にも工場を整備して製造に乗り出したこともありました。第三話では、煉瓦とマッチ製造への進出についてご紹介します。
【第4話】教育への情熱と地元の発展/質問コーナー
酒造会社は近代化の過程で大きく発展を遂げて行きました。その一方で、地元である西宮の発展にも様々な形で寄与していきました。昭和3年に建設された旧西宮市役所庁舎・図書館が辰馬本家の寄付で建設されたのはその一例です。また、辰馬本家は今年で創立100周年を迎えた甲陽学院の経営も行い、教育へも情熱を傾けました。第四話では、酒造家と地元との関わりについてご紹介します。
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