令和6年度西宮市ごみ減量等推進員研修会を開催しました
更新日:2024年7月3日
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令和6年5月30日、西宮市立勤労会館ホールにおいて「令和6年度西宮市ごみ減量等推進員研修会」が開催されました。会場には、ごみ減量とリサイクル推進の地域におけるリーダーとしてご活躍いただいている171名のごみ減量等推進員にお集まりいただきました。
大西環境局長より挨拶
大西環境局長
ごみ減量等推進員会議樋口議長よりご挨拶
研修会に先立ち西宮市ごみ減量等推進員会議樋口議長にご挨拶いただきました。
講演
講演第1部では、西宮市環境局環境事業部美化企画課より「ごみ減量等推進員とは」「令和8年度からの分別区分・収集回数について」説明があり、講演第2部「プラスチックをなぜ分別しなければならないのか」環境カウンセラーの仁保めぐみ氏にご講演いただきました。
(1)プラスチックの歴史(2)高度経済成長以降の生活の変化(3)プラスチックをめぐる環境問題(4)これから私たちはプラスチックとどう向き合うか(5)「西宮市は令和8年から分別が変わる」という内容を分かりやすくお話しいただきました。
資料(PDFファイル)
講演第1部と第2部の資料をPDFファイルにて掲載いたしますのでご活用ください。また本研修会の模様は近日中にyoutubeにて配信いたします。配信が可能となりましたら、このページにリンク先を掲載いたします。
「ごみ減量等推進員とは」「令和8年度からの分別区分・収集回数について」(PDF:1,897KB)
「プラスチックをなぜ分別しなければならないのか」仁保めぐみ氏講演資料(PDF:857KB)
研修会動画
研修会でのご意見の紹介
- 西宮市の分別「その他プラ」は、どういう意味か。また、プラスチック複合製品は「もやすごみ」となっているが、プラスチック再資源化推進の観点から市はどう考えているか
- 【西宮市】「その他プラ」とは、一般家庭からごみとなって排出されるプラスチック製の容器や包装(びん、ペットボトル、お菓子の紙箱やフィルム袋、レジ袋など)のことであり、容器包装リサイクル法(容リ法)に基づき分別収集および再資源化を行っています。これまで、プラスチックでできた製品そのものについては、容器包装リサイクル法(容リ法)の対象外であることから分別収集は行っていませんでしたが、2022年4月に「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律(プラ新法)」が施行されたことを受け、令和8年度よりプラスチックだけでできており、一辺が50cm未満のプラスチック製品についても分別収集を開始する予定です。
- 新区分では「プラスチック資源」は袋収集であるとのことだが、袋もプラスチック製である。ごみを減らすのであれば、ごみになる袋を使用せず、コンテナ収集がよいのではないか
- 【西宮市】現在、本市では、もやさないごみ(週1回)およびペットボトル(月2回)については、市が用意する折り畳み式コンテナでの排出をお願いしています。コンテナ収集方式には、ごみ袋を使用しないので環境に優しいメリットがある一方で、収集日の度に市民がコンテナを出し入れする必要があり、特に高齢化が進んだ地域においては、市民の負担が大きくなるデメリットがあります。今回、分別区分および排出方法の見直しを検討するにあたり、今後の高齢化社会を見据え、コンテナの使用頻度を現行の月6回から月2回へと減らすことといたしました。なお、令和8年度以降は現行のプラスチック製容器包装に加え、製品プラスチックも分別対象に拡大しますので、共通資源袋(仮称)も製品プラスチックとして再資源化を行います。
- 海岸等の清掃をボランティア活動で清掃しているが、他の自治体や市民団体の取り組み事例があればご紹介ください
- 【先生のご意見】プラスチックの散乱ごみは各地で問題となっています。防止するため、商業施設でプラスチック容器の回収拠点を設置するなどの取り組みがあると聞いていますが、完全に成功した事例は聞いたことがありません。最終的には「人の力」が必要だと考えています。企業と連携して取り組みを進めることが重要かもしれません。
- 汚れている「ペットボトル」は再資源化できないと聞いているが、西宮市ではどれくらいの割合か。
- 【西宮市】ペットボトルの排出時には、キャップとラベルを外し、中身を空にしてからお出しいただくようお願いしておりますが、キャップとラベルを付けたままの状態や中身が入ったままの状態で出される方が居られます。それらのペットボトルについては、処理施設において不適物として除去し、もやすごみとしての処理を余儀なくされています。令和4年度のペットボトルの収集量は1,009トンでしたが、再資源化量は847トン、再資源化率は約84パーセントとなっています。
- 他の自治体では、回収したプラスチックをごみ袋などに再商品化して、再び自治体で販売していると聞いている。西宮市は回収したプラスチックをごみ袋へ再商品化することを考えているか。回収したプラスチックが再び自分たちの町へ商品として帰ってきたらモチベーションも安定する
- 【西宮市】容器包装リサイクル法(容リ法)において、各自治体の役割は、一般家庭から排出された容器包装を分別して収集するところまでであり、各自治体で集められたプラスチック製容器包装やペットボトルについては、国の指定法人である公益財団法人容器包装リサイクル協会(容リ協)を通じて全国各地の再商品化事業者に売却されたのち、再利用が行われる仕組みとなっています。本市で集められたプラスチック製容器包装やペットボトルも例外ではなく、容器包装リサイクル協会(容リ協)ルートを通じて再利用が行われているため、それらのものを本市専用のごみ袋等の特定の用途に限定して再利用することはできません。なお、全国各地の自治体から集められた容器包装に関する各種データについては、容器包装リサイクル協会(容リ協)のホームページにて公表されています。
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