平成21年度ごみ減量等推進員544人に委嘱状を交付
更新日:2018年3月1日
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ごみ減量等推進員委嘱状交付式・研修会を開催
平成21年6月25日(木曜)「西宮市ごみ減量等推進員委嘱状及び研修会」を西宮市勤労会館ホールで開催しました。
当日は、暑い日差しの中、午後1時30分からの開会に合わせて、約350人のごみ減量等推進員の方々にご来場をいただきました。
委嘱式では、開会にあたり安富副市長が「推進員の皆様には、常日頃から、ごみ減量にご協力を賜り厚くお礼申し上げます。西宮市は昨年3月に“チャレンジにしのみや25”と名づけた『西宮市ごみ減量推進計画』を策定しました。これは、市民、事業者、行政がともに手を携えて平成30年までに25%のごみ減らすことを目標とし、持続可能な循環型社会の実現を目指すものです。
世界的な課題となった環境問題に取り組むのは、わたしたち一人ひとりで、私ども行政と事業者、そして西宮に住む一人ひとりの住民の方のご協力なくしては達成されません。環境に優れた住みよい西宮のまちを築き上げていくために、ご協力を賜りますようお願いいたします」と挨拶しました。
続いて、この日出席のごみ減量等推進員の委嘱式に移り、安富副市長からよりよい環境の創造を目指す地域におけるリーダー役として、そして市民の皆様のパイプ役として、積極的な活動、協力をお願いし、各地区推進員の38人全員の名前を読み上げ、「頑張ってください」「宜しくお願いします」と委嘱状を交付しました。
京都大学の浅利美鈴先生による講演、社会を動かせる『3Rリーダー』
その後は、『社会を動かせる3Rリーダー』と題し、京都大学環境保全センター助教浅利美鈴(あさりみすず)先生の講演がありました。
講演で浅利先生は、ごみの埋立処理場がひっ迫していることや、ごみの焼却が地球の温暖化に寄与していることを説明し、「最近は有名になってきた3R(リデュース:発生抑制、リユース:再使用、リサイクル:再生利用)ですが、これからはリデュースとリユースを中心とした2Rへ移行して、ごみを元から減らす動きを作らなければなりません。全世界の国が日本と同じレベルの生活をすると地球が2つあってもたりません!」と大量生産、大量消費のあやうさについて話されました。
また「3Rの発祥は日本です。そのことに誇りを持って皆さんでごみ減量に取り組みましょう、3Rの魅力は誰もが様々な方法で実施できることや結果が目に見えることです」と3Rの良さをアピール。そのほか、一般廃棄物の中では生活系のごみが7割を占めることや、ごみ処理事業には年間約2兆円必要であることなどを図やイラスト、環境に関するクイズなどを交えて話し、ごみを減らすことがいかに大切であるかを説明。最後に「良いものを長く使うという日本人の良さを今こそ、個人・各家庭からよみがえらせるべきではないでしょうか」と締めくくられました。
ごみ減量等推進員制度とは
講演後は、ごみ企画グループ事務局より「ごみ減量等推進員制度」について、パワーポイントを使ってわかりやすく説明しました。
今回委嘱された544人のごみの減量等推進員は、平成21年度と平成22年度の2年間が任期。地域でごみ減量、リサイクル活動の実践、ごみの分別、排出方法の実践、ごみの分別、排出方式の呼びかけ等の活動に取り組んでいただきます。