西宮市の取組みをJICA研修員視察
更新日:2017年1月6日
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独立行政法人国際協力機構(JICA)主催の研修員7名が1月28日、環境への取組等を学ぶため西宮市を訪れ、家庭ごみなどの収集や運搬状況の視察をしました。
今回訪れたのは、ドミニカ共和国、アルゼンチン、ベトナム、フィリピン、スリランカなど、各国政府が推薦する方で、実務経験3年以上、地方政府、公社、地方政府を支援する中央省庁行政官。
この研修は、JICA「地方自治体における廃棄物処理コース」の一環。甲子園春風町のもやさないごみ、浜町のペットボトルの収集地区を徒歩で視察。また南甲子園1丁目のマンションに設置してある、ごみを省スペースで大量に貯蔵することを可能にするごみ貯留設備「ロータリードラム」収集現場を見学。設備構造について関心を集めていました。
環境事業部北野部長は、「本市にみなさんをお迎えできたこと、大変嬉しく思います。環境問題は、市民・事業者・行政の協働によって解決することが大切ですが、あらゆる人々が、その立場や役割に応じた対応を積極的に行わなければなりません。職員一人ひとりが、自分の住んでいるまちや働いているまちを愛して、大切に思うことでまちの美化や、地域環境の向上をめざしてゆきたい」と挨拶しました。質疑応答では、委託業者などについて質問が出されました。
ベトナムからの研修員ホアンさんは、「ベトナムでは、環境部門で働こうとするなり手がなかなかいません。西宮は収集のシステムが非常に優れていて、働く環境が整っている」と話し、またドミニカ共和国からの研修員アランさんは、「ごみ収集車についているバックモニターは、非常に役立つので国に戻ったら収集車につけようと思います」と自国での課題、ヒントを見つけていただいたようです。