宅内排水の詰まり、トラブル

トイレ、台所、お風呂等の水が流れない場合、下水管が詰まっている可能性があります。

下水道の管理区分は、排除方式により異なります。
西宮市では、公共ますから道路側（公共ますを含む）の公共下水道の維持管理を行っております。
公共ますは、官民境界から1ｍ以内の民有地または道路上に設置されています。

本市では下水道の排除方式は、地域によって「分流式」と「合流式」の2種類に分かれています。
「分流式」では、汚水と雨水を別々の管に集め、汚水は下水処理場へ、雨水は川や水路へ流しています。
「合流式」では、汚水と雨水を同じ管に集め、下水処理場へ流しています。

下水管の点検や清掃を行う時は、公共ますを開ける必要があるため、公共ますの上に物を置いたりしないでください。公共ますは下記のとおりです。
　＜公共ますの一例＞

排水が詰まっている場所や範囲によって、連絡先が異なります。

トイレ、風呂、台所等、一部が詰まった場合、排水設備のトラブルの可能性があります。
排水設備は私有の資産であるため、建築物や土地所有者の方に清掃や工事を行っていただく必要があります。また、市での業者の斡旋は行っていません。

＜排水設備の清掃を行う場合＞
お知り合いの清掃業者、またはインターネット等でご検索いただいた清掃業者へご連絡ください。

＜排水設備の工事、詰まりの修繕等を行う場合＞
排水設備工事施工業者（西宮市指定業者）へご相談ください。
※清掃費や工事費は業者によって異なります。ご相談の際には複数社へ見積りを依頼することをおすすめします。

宅内全体の排水不良の場合、公共下水道でのトラブルの可能性があります。
公共下水道は市の管理であるため、お手数ですが、下記へご連絡をお願いします。

＜平日＞（8：45～17：30）
下水管理課：0798-32-2263

＜上記以外（緊急の場合に限る）＞
上下水道局宿直室：0798-32-2271、0798-32-2272

排水の詰まりの多くは、汚物やトイレットペーパー以外の異物（油やモルタル等）を下水管に流すことで、堆積した異物が原因です。上記以外にも、地中の樹根が下水管に侵入した場合にも排水が詰まることがあります。

調理で使用した油を排水溝へ流してしまうと、下水管の中で油脂が固まってしまい、排水の詰まりの原因となります。調理で使用した油は、凝固剤を使用するなどし、適切に処分してください。
また、飲食店等多くの油を排出する場合は、グリストラップを使用し、適切な処理をしてください。

工事等で使用するモルタルを側溝等に流すと、下水管の中でモルタルが固まり、排水が詰まる原因となります。
モルタルの除去ができない場合は、原因者負担による下水管の取替工事を行うことになります。

樹根が下水管に侵入すると、排水の詰まりの原因となります。樹根は一部除去しても、枯らさない限り栄養を求めて何度も下水管への侵入を繰り返します。