甲山グリーンエリアにおける生物多様性保全へ向けた取り組み
更新日:2014年7月1日
ページ番号:58337324
甲山グリーンエリア地域連携保全活動計画
「甲山グリーンエリア地域連携保全活動計画」は、平成24年度(2012年度)から平成25年度(2013年度)の2ヵ年にかけて環境省の地域生物多様性保全計画策定事業委託業務に採択され、平成26年(2014)年3月に策定されました。
地域連携保全活動とは、市町村、NPO、地域住民等が協力、連携しながら行う生物多様性の保全活動のことで、西宮市では「生物多様性にしのみや戦略」の重点施策の1つである「甲山グリーンエリア(甲山周辺)における里地里山整備」を地域ぐるみで継続的に活動を行うため、策定しました。
計画の概要
豊かな自然環境に恵まれた甲山は、六甲山系の東端に位置し、西宮市を代表する山として多くの人に愛されています。
甲山周辺(甲山グリーンエリア)には、山、川、池、湿原、農地といった様々な生態系があり、それらが密接につながりあうことで、生物多様性に富んだ自然環境を形成しています。
一方、「山で柴を刈る」「薪で火を焚く」といった自然資源の活用により維持されてきた里地里山が、現代において人間が利活用しなくなったため、放置された二次林や草地が増加し、里地里山の減少が懸念されます。
この計画では豊かな自然環境の維持管理を行うとともに、生物多様性を豊かな状態で次世代に伝えるために、甲山周辺に里山の機能持たせることを目指しています。
具体的な取り組みとしては、市、NPO、ボランティア、地域住民、企業等各主体の協働により森林の除伐や間伐、湿原での落ち葉かきなどにより都市型里山としての機能の維持や、森林、湿原の保全を図ります。また、森林資源の活用のため伐採木をキャンプ場で薪として再利用を行い、落ち葉はコンポストを活用し、堆肥化を行い近隣の農地等で実施される環境学習プログラムで使用することにより資源の循環利用を図るといった取り組みなどを推進します。
ダウンロード
- 甲山グリーンエリア地域連携保全活動計画(表紙、P1-P4)(PDF:4,586KB)
- 甲山グリーンエリア地域連携保全活動計画(P5-P10)(PDF:4,177KB)
- 甲山グリーンエリア地域連携保全活動計画(P11-P14)(PDF:1,874KB)
リンク
PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Readerが必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。