2月号 江戸で人気の下り酒の流通と消費
更新日:2020年2月25日
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放送日 月曜20時30分~ | テーマ | 音声配信 |
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2月3日 | 美酒運ぶ樽廻船 【クイズ】 年に一度行われるその年にできた新酒を輸送する競争の名前は何でしょうか? 【答】新酒番船 | |
2月10日 | 江戸時代の物流を支えた樽廻船 | |
2月17日 | 江戸下り酒問屋と上方酒造家 | |
2月24日 | 江戸の酒文化/質問コーナー | 2月24日放送を聴く(音楽ファイル(MP3):27,187KB) |
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2月号概要
西宮や伊丹や灘など上方で製造された清酒は江戸で下り酒と呼ばれ、江戸時代後期には江戸に供給される酒の8割を占めていました。上方の酒造業の発展は、江戸っ子を魅了する美味しい酒であったことに加え、江戸への流通ルートと消費体制の整備ができていたからとも言えます。今月は、西宮を出発した酒の足取りを探ります。
【第1話】美酒運ぶ樽廻船
西宮は江戸時代から現在に至るまで清酒の名産地として知られています。ここで生産された酒は樽廻船に積まれて、大半が江戸へ運ばれていました。そして、江戸時代の終わり頃には、西宮の酒造家自身が樽廻船の経営にも参加していくようになります。初回は樽廻船の成り立ちから白鹿醸造元の辰屋による樽廻船の経営についてご紹介します。
【第2話】江戸時代の物流を支えた樽廻船
江戸から上方へは、様々な物資が輸送されていましたが、その物流の担い手である菱垣廻船は、江戸時代の後半になると、次第に衰退していきました。代わりに物流の担い手となっていったのが樽廻船でした。また、全国に散在する幕府の領地から江戸・大坂への年貢米も樽廻船が担っていました。酒樽だけではない樽廻船の活躍をご紹介します。
【第3話】江戸下り酒問屋と上方酒造家
西宮や大坂を出港した樽廻船の目的地は、江戸の新川(現在の東京都中央区臨海部)と呼ばれる場所でした。そこには、江戸市中へ酒樽を供給する下り酒問屋が多く集まっていました。この下り酒問屋に上方の酒造家は酒の販売を任せており、手紙のやりとりから当時の取引の様子を窺い知ることができます。白鹿醸造元の辰屋と下り酒問屋との取引についてご紹介します。
【第4話】江戸の酒文化/質問コーナー
江戸の人々は酒をどのようにして楽しんでいたのか。これについて節句という季節と酒の関係や、華やかな花見で楽しまれた酒についてご紹介します。また、江戸時代に使用された酒器にも変遷があり、現在見かけるような徳利や猪口等も江戸時代の後期から登場しています。このような江戸の酒文化についてご紹介します。
プレゼント
毎月第1~3週に1題ずつクイズを出題し、4週目に答え合わせをします。
全問正解者の中から抽選で1名様に、クオカード3,000円分をプレゼントします!
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