西宮市の浸水対策事業
更新日:2024年2月6日
ページ番号:65705783
掲載しているポスターについて
このポスターは、西宮市のゆとりとうるおいのある都市空間をイメージしたデザインとなっております。そして、市民の皆様や西宮市で働いている方、学ばれている方、観光されている方等、西宮市におられるすべての方の日常生活を守るため、普段は見えないところで活躍している下水道事業について、このポスターを通じて興味を持っていただきたいと考えております。
浸水対策事業PRポスターです。
大雨が降ると発生する災害の一つに浸水があります。下水道の大きな役割の一つが、この浸水を軽減することです。そんな下水道施設の多くは地中に埋設され、また埋設されない場合でも、普段は浸水対策以外の用途で利用されます。このため、下水道施設は市民の目に触れる機会がほとんどありません。例えば、市内で生活される学生やそのご家族の方も多い大学等の教育機関・研究機関や、市内外から多数の方が利用する商業施設などにも浸水対策の施設があることをご存知でしたか。
このように、実は西宮市における浸水対策事業は、行政である市と事業者等、教育機関の、産・官・学の連携により成り立っています。ポスターをご覧になってホームページを閲覧頂いている皆様、この機会に西宮市の下水道事業についてもう少し知ってみませんか。
本ポスターに掲載する写真は、次の通りです。
(1)二見公園の下に整備した雨水調整池(西宮市が整備した一例)
(2)阪急西宮ガーデンズが整備した雨水調整池(事業者等が整備した一例)
(3)関西学院大学が整備した雨水調整池(教育機関・研究機関が整備した一例)
雨水調整池とは?
ポスターに記載されている雨水調整池とは、下の図のように水を一時的に貯めるための貯留施設のことをいいます。集中豪雨や台風などの大雨のときに、雨の一部を一時的に貯めることで、下水道から水があふれて道路や家の床下などが水に浸からないようにするることを目的とします。
オンサイト施設のイメージ図です。
西宮市が行う浸水対策事業
西宮市では、浸水対策において設備の整備と啓発活動を実施しております。設備の整備においては、大雨により家屋などが水に浸からないように、雨水を海や川に流すための管路や施設などの新設および維持管理を行っております。また啓発活動では、過去の浸水履歴を載せたマップの公開や事業者への協力要請などを行っています。さらに、浸水対策にご協力いただける市民の皆様に、費用の一部を補助する助成金制度も行っています。
西宮市の下水道事業や雨水整備・浸水対策事業の詳しい内容については、下記リンクをご参照ください。
リンク
産・官・学の協力内容について
西宮市が行う浸水対策事業の一つとして、事業者、教育機関等に浸水対策への協力要請を行っています。
西宮市では、「西宮市開発事業等におけるまちづくりに関する条例」、「西宮市雨水流出抑制技術基準」に従って、市内で一定規模以上の開発事業を実施する事業者等に、大雨による浸水対策への協力を依頼しております。事業者、教育機関等の方々には、それぞれの開発事業内容に合わせた浸水対策にご協力いただいております。
事業者、教育機関等の皆様のご協力は、市民の皆様を浸水から守ることに大きく寄与しております。
大雨に対する浸水対策にご協力いただいている事業者、教育機関等の皆様
流出抑制にご協力いただいている事業者等の一覧表です。
大雨に対する浸水対策にご協力いただいている事業所等のマップ
流出抑制にご協力いただいている事業者等のマップです。
西宮市が下水道事業として行う助成制度
浸水被害を軽減させるため、市も継続して事業を進めております。しかし、下水道事業には多くの時間と費用が必要にもなります。また、すべての下水道整備が完了したとしても、市が想定する以上の大雨が降るなど、すべての浸水の発生を防ぐことはできません。
このため、市では市民の方にも浸水対策に参加していただきたいと思っています。そこで、市では2つの助成制度を実施しております。
『雨水貯留浸透施設設置助成制度』では、皆さまの家で雨を貯める「雨水タンク」や雨を地面にしみこませる「浸透ます」を設置するときに、必要な金額の一部を市が負担します。
『止水板設置助成制度』では、家の中へ水が入ってくるのを防ぐ「止水板」を設置するときに、必要な金額の一部を市が負担します。
浸水履歴マップと雨水対策事業マップ
西宮市では、市内のどのような地域で浸水が発生しているかを示した「浸水履歴マップ」と、市内のどこで下水道整備を実施したかを示した「雨水対策事業マップ」の公開をしております。
「浸水履歴マップ」は、市民の皆様の通報をもとに、平成10年以降に本市のどのあたりで浸水が発生したかを示したマップになります。このマップでは、浸水被害が多く発生する地域が分かる資料となります。
「雨水対策事業マップ」は、平成10年以降に本市が雨水対策のために整備した下水道施設を示しております。
西宮市では、浸水被害から市民の方を守るために様々な対策をしてきておりますが、下水道施設の多くは地中に埋設されるため、どこに下水道施設があるのかすぐには分かりません。そこで、西宮市のどこにどのような施設が整備されているか少しでも分かりやすくするため、このマップを作成しました。
浸水被害を軽減するために対策事業を実施ししてはいますが、すべての大雨に対して浸水を防げるわけではありません。 いざというときには速やかに避難ができるよう、避難所や避難所までの経路の確認を行い、大雨等の際は避難情報の収集をお願い致します。