【災害対策】応急活動に備えた設備・資機材について
更新日:2024年4月1日
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西宮市は地震などの大規模災害が発生した際の断水などに備え、浄水場の配水池や配水槽などに緊急遮断弁を設置したり、災害時に避難所となる学校等には耐震性の緊急貯水槽や応急給水設備を有する受水槽を整備したりするなどして、応急給水に使える水を確保しています。
西宮市における応急給水の設備(種類)について
1.緊急貯水槽
緊急貯水槽とは、平常時には水道管の一部として水が流れていますが、災害時には断水などによる水圧の低下を感知して緊急遮断弁が作動し、槽内の水道水を確保する設備です。西宮市では、市内の公園や学校の一部に埋設しており、グラウンドで応急給水ができる体制を準備しています。
2.緊急遮断弁付き配水池・配水槽
緊急遮断弁付き配水池・配水槽とは、平常時には水道施設のひとつとして家庭や工場へ水を送っていますが、災害時には地震による大きな揺れを感知して緊急遮断弁が作動し、施設内の水道水を確保する設備です。西宮市では、市内の水道施設の一部に緊急遮断弁を設置することで対応しており、施設の近くでの応急給水や給水車への飲用水を積む(補水)作業ができる体制を準備しています。
3.応急給水設備付き受水槽
応急給水設備付き受水槽とは、平常時には学校などの給水設備のひとつである受水槽として建物内へ送るための水を確保していますが、災害時にはホースや応急給水栓などをつなげることで、槽内の水道水を使えるように整備した装置になります。西宮市では、市内の小中学校の一部に整備しており、避難所のグラウンドや受水槽近くのスペースで応急給水ができる体制を準備しています。
4.給水車・車載型給水タンク
給水車は車両後部の給水タンクに飲料水を積載し、直接タンクから蛇口を通して応急給水するほか、医療機関や避難所などの受水槽へ増圧ポンプで加圧して補水することもできます。西宮市上下水道局では現在、加圧式給水車を4台保有しております。
またこれとは別に、トラックに積載することのできる車載型給水タンクも複数用意しており、給水車のみでは円滑な応急給水が難しい場合に使用します。
5.緊急連絡管の整備
隣接する神戸市・宝塚市・芦屋市との間で、緊急時に水道水を相互に融通するための連絡管を整備し、バックアップ機能を強化しています。また緊急時に備えて、連絡管を使用した訓練なども定期的に行っております。
ご自宅や職場の近くにある応急給水を受けられる場所については、こちらをご覧ください。(ただし、被災状況などにより必ず全ての施設を開設するわけではありません。予めご了承ください。)