新指定文化財「西宮・今津御台場築造関係史料」
更新日:2024年4月4日
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「西宮・今津御台場築造関係史料」の指定について
令和4年6月23日、「西宮・今津御台場築造関係史料」が、西宮市指定重要有形文化財に指定されました。
文化財の概要
「西宮・今津御台場築造関係史料」は、文久3年(1863)から慶応年間(1865から1868まで)にかけて江戸幕府が実施した、西宮町及び今津村における御台場築造に関する史料です。江戸時代末期、外国の脅威に対処するため、幕府は大阪湾防備の強化を図りました。中でも、今津・西宮・湊川崎・和田岬には、石堡塔と呼ばれる円筒形の砦と外郭を備える洋式台場を築造しました。本史料は、幕府による西宮・今津御台場の築造にあたり、大坂町奉行所から現地に派遣され、工事を監督した、御台場掛町奉行方与力・同心の日記を核とする史料群です。石堡塔の基礎工事の実態を知ることができる貴重な史料です。
指定名称
西宮・今津御台場築造関係史料
員数
25点
文化財の種類
西宮市指定文化財
古文書
指定年月日
令和4年6月23日
所在地
西宮市立郷土資料館(西宮市川添町15番26号)
西宮砲台の関連事業
西宮砲台指定100年記念事業
史跡西宮砲台(西宮市西波止町)は、大正11年3月8日に国指定史跡に指定されました。令和4年は指定から100年にあたります。西宮市立郷土資料館などでは、これを記念したさまざまな事業を行っています。
記念事業の内容はこちらから。
特別展示
第37回特別展示「御台場築造ー西宮・今津の砲台ー」
西宮市立郷土資料館の特別展示において、今回指定した古文書を全点初公開します。
展示関連事業では、砲台の見学ツアーや講座など、西宮に築かれたの二つの砲台を楽しく学ぶことができます。
お問い合わせ先
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