西宮市卸売市場再生整備事業について
更新日:2024年11月13日
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西宮市卸売市場再生整備事業の経緯
西宮市卸売市場は、JR西宮駅の南西に位置し、国内各地から新鮮な青果物等を集荷し、消費者へ生鮮食料品を適正価格で安定供給する役割があります。主に西宮市を含む阪神間に出荷し、阪神間の青果物流通における中心的な役割を担っています。
公設の西宮市地方卸売市場(昭和23年開設)と民設の西宮東地方卸売市場(昭和9年開設)がありましたが、施設の老朽化が著しく、衛生面、運営面での課題を多く抱えていたことから、平成25年3月に、西宮市卸売市場整備基本方針を定め、「食の流通拠点として西宮市卸売市場の再整備と機能強化を図る」基本方針に、市場運営のあり方として(1)「2つの卸売市場の一体化」、(2)「民間による戦略的市場運営」、(3)「現在地での整備」としました。
また、JR西宮駅前という都市核にも関わらず、老朽木造建築物が密集し、建物の不燃化、耐震化への対応が十分でないというまちづくりでの課題もあったことから、第一種市街地再開発事業により、卸売市場の機能更新とまちづくりを同時一体的に行うこととなりました。
令和元年7月に、卸売市場の再生整備に向けて、公設市場を廃止し民設市場へ統合するとともに、JR西宮駅南西地区第一種市街地再開発事業により、令和5年10月に、西宮地方卸売市場施設が竣工、仮設店舗からの市場事業者の移転などを経て、12月1日に、新卸売市場が開場しました。
卸売市場再生整備事業の概要
事業手法 | 地権者で構成される市街地再開発組合が施行する第一種市街地再開発事業によって、新卸売市場施設を整備 |
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敷地面積 | 約6,000平方メートル(市:約5,000平方メートル、西宮市場株式会社:約1,000平方メートル) |
延床面積 | 約5,200平方メートル(市:約4,500平方メートル、西宮市場株式会社:約700平方メートル) |
駐車場 | 買受人駐車場約57台/営業車両駐車場(JR北側場外駐車場) |
所有権 | 市街地再開発組合が整備する新卸売市場施設を、西宮市及び西宮市場株式会社がそれぞれ権利変換による権利床及び増床して取得 |
配置図 | 地区全体敷地の西側約半分に新卸売市場施設を配置 |
整備費等 | 約9.9億円(市街地再開発組合が建設する新卸売市場施設整備費)
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卸売市場名 開設者 市場事業者 | 卸売市場名:西宮地方卸売市場(民設市場) |
運営・維持管理 | 西宮地方卸売市場の開設者である西宮市場株式会社が、西宮地方卸売市場の管理運営を全て行う。 |
竣工写真 |
新卸売市場(西宮地方卸売市場)について
新しく整備された卸売市場は、民営化された市場として、流通構造の変化に対応しながら食の流通拠点としての役割を果たしていくとともに、市は、卸売市場運営・経営に関与しませんが、市場休場日の遊休時間を利活用するなど、市民に親しまれ、にぎわいと魅力ある空間となるよう、民設の卸売市場と連携して取組みます。
■災害時応援協定 |
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災害が発生した場合、新たに整備された卸売市場の大屋根付き駐車場を、市民への救援物資の保管、配送拠点として提供いただくとともに、荷捌き機能に優れた卸売市場の特性を生かし、卸売業者からのフォークリフトの提供などにより、必要な物資支援をいち早く市民に届けることを目的とした災害時応援協定を締結。 |
■子ども食堂への食材提供 |
西宮地方卸売市場と市内の子ども食堂を、LINEグループを活用してマッチングできる体制を西宮市社会福祉協議会と連携して構築し、卸売業者の協力のもと、青果食材の子ども食堂への無償提供を行う。 |
■イベント広場 |
(1)おろいちマルシェ(毎月 第2日曜日 11:00~15:00)※現在休止中 |
JR西宮駅南西地区市街地再開発事業について
以下のリンク先にて、JR西宮駅南西地区市街地再開発事業についてご覧になれます。
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