西宮市食肉センターについて
更新日:2024年3月26日
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1.食肉センターの所在地
西宮市西宮浜2丁目32-1
電話:0798-34-4631
2.おいたち
西宮市食肉センターは、大正6年に村営の「と畜場』として開業し、昭和8年の合併により西宮市営となりました。
昭和39年に「西宮市食肉センター」と名称変更し、昭和63年に西宮浜に新設移転し現在に至っています。
3.お肉のはなし
(1) 牛や豚の種類
牛
和牛 (黒毛和種・褐毛和種・日本短角種・無角和種)
乳用種 (ホルスタイン種・ジャージ種)
交雑種 (黒毛和種の雄牛×ホルスタイン種の雌牛)
豚
ヨークーシャー、バークシャー
デュロック
ランドレース
イベリコ豚
アグー豚
(2) 牛や豚の成長(肥育)
一般的に、黒毛和牛のメス牛は、生後15ヶ月頃(約300kg)になると、子牛を生みます。そして、生まれた子牛は5~7ヶ月間は母牛と一緒に暮らし、メス牛は子牛を産むために、オス牛はお肉をとるために育てられます。お肉になるオス牛は、約20ヶ月かけて約700kgになるとと畜場に出荷されお肉になります。子牛を産めなくなったメス牛も最後にはと畜場に出荷されお肉になります。
一般的にメス豚は、生後8ヶ月(約120kg)になると子豚を生みます。生まれた子豚は、約1ヶ月間は母豚と一緒に暮らし、メス豚は子豚を産むために、オス豚はお肉をとるために育てられます。お肉になるオス豚は、約6~7ヶ月かけて約110kgになるとと畜場に出荷されお肉になります。子豚を産めなくなったメス豚も最後にはと畜場に出荷されお肉になります。
4.年度別処理頭数
西宮市食肉センターでと畜処理された頭数
平成30年度 令和元年度 令和2年度 令和3年度 令和4年度
大動物(牛等) 9,912 9,398 7,856 6,672 6,628
小動物(豚等) 45,036 41,369 36,118 37,465 32,841
5.食肉センター、食肉地方卸売市場の管理、運営
西宮市は、西宮市食肉センター、西宮市食肉地方卸売市場の管理運営を行う指定管理者として株式会社キャンフォラを令和6年4月1日から令和11年3月31日まで指定しています。
6.西宮市食肉センター「事業計画」
公営企業を取り巻く経営環境は、今後の急速な人口減少等に伴うサービス需要の減少や保有する施設の老朽化に伴う更新需要の増大など厳しさを増していることから、西宮市食肉センターにおいて、「事業計画」を策定しています。
当計画については、経営の基本方針を「本市の食肉産業の流通拠点として、経済効果による食肉流通産業振興に寄与していることから、HACCP対応による衛生管理の強化とともに、指定管理者と連携を図りながら、安定的で持続可能な管理運営を行う。」とし、投資・収支計画では、投資を抑制して未償還残高の低減を図りながら、効率的な施設管理により、適切な運営に努めていくこととしています。
なお、総務省より定期的な見直しを求められていることから、当計画の取組等の状況や施設状況を踏まえつつ、令和6年3月に中間見直しを行っています。
西宮市と畜場事業計画(中間見直し)(PDF:210KB)
7.トピックス
(1)CSF(豚熱)について
平成30年9月に、我が国では26年ぶりのCSF(豚熱)の発生が確認され、現在、国内の養豚場で感染が確認されています。
CSFは、CSFウイルスが豚やイノシシに感染することで起こる病気で、伝染力が強く、家畜伝染病に指定されています。
なお、CSFワクチンを接種した豚の肉を食べても、人の健康に影響はありません。
西宮市食肉センターでも、まん延防止のために、以下の対策を行っています。
(1)車両タイヤ用の消毒槽の設置
(2)車体消毒用の噴霧器の設置
詳しくは、農林水産省のウェブサイトをご覧ください。
maff.go.jp/j/syouan/douei/csf/(外部サイト)
(2)畜魂祭(令和5年7月1日)
令和5年7月1日(土曜)に西宮市食肉事業協同組合によって畜魂祭が執り行われました。
令和4年度、西宮市食肉センターで食肉処理された牛は6,628頭、豚は32,841頭、毎日たくさんの牛や豚が、私たちの日々の糧となるために犠牲になりました。この尊い命を捧げてもらった牛や豚たちに感謝するとともに、その魂を鎮め、冥福を祈る式典として、年に1度畜魂祭が行われています。
厳かな雰囲気の中、各団体の代表者が祭文を読みあげ、参列者は焼香を行いました。国民の暮らしに欠かせない獣畜の魂に感謝し、お礼と冥福の祈りを捧げました。
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