4月号　見てみよう！西宮の川の魚たち

西宮徹底解剖4月号「見てみよう！西宮の川の魚たち」
ゲストティーチャー／環境省環境カウンセラー・淡水魚研究家　木下勝治さん

放送日 月曜20時30分～	テーマ	音声配信
4月6日	西宮の水辺環境 【クイズ】 西宮には川や水路がおよそ何本あるでしょうか？ 【答】700	4月6日放送を聴く（音楽ファイル(MP3)：27,164KB）
4月13日	生物の生息って何？ 【クイズ】 日本の絶滅危惧種になっている魚の名前は何でしょうか？ 【答】カワバタモロコ	4月13日放送を聴く（音楽ファイル(MP3)：27,154KB）
4月20日	学んで、遊んで、川がき復活 【クイズ】 小学生や父兄と探検した川はどこでしょうか？ 【答】夙川	4月20日放送を聴く（音楽ファイル(MP3)：27,137KB）
4月27日	里山船坂とビオトープ／質問コーナー	4月27日放送を聴く（音楽ファイル(MP3)：27,132KB）

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“川の魚”というと、みなさんは何を思い浮かべますか？メダカや金魚を飼ったことがある人もいるでしょう。渓流でアマゴやニジマスを釣ったことがある人もいるでしょう。では、西宮の川にはどんな魚たちがいるのでしょうか。今月は、西宮の水辺の環境から生き物の生態、川での遊び方やビオトープまで幅広くご紹介します。西宮の川の魚たちを観察してみませんか？

西宮市には桜が有名な夙川をはじめとした多くの川や水路があり、そこにはたくさんの生物が暮らしています。生物にはそれぞれ暮らす条件が異なり、環境が変わることで、その場所から消え去り、完全に姿が見られなくなります。西宮市内でかつて生息していたカワバタモロコも環境の変化で絶滅し、船坂・西宮で分散飼育され辛うじて種の保存がなされています。夙川や武庫川等の淡水魚の面白い習性等を紹介したいと思います。

生き物には3つの生息条件（（1）エサがある（2）大雨などの増水時も流されず、その場所に隠れ場所がある（3）産卵場所がある）があり、条件が満たせないと生息できません。魚で見た場合、エサも水草、生きたエビ、小魚。隠れ場所も砂の中、石の間、水草の中。産卵場所も水草、石の面、砂、巣を作る等々多種多様です。魚の生息習性について紹介したいと思います。

50才代から70才代の皆さん。子供の頃を思い出してみてください。夏の暑い日に、家の近くの川や用水路で魚取りに没頭し、真っ黒に日焼けしたことを。捕まえた魚やエビを持ち帰り、バケツやタライに入れ、翌日には全滅。可哀そうと思い、命を自然に学んだと思います。昨今は、川は汚い、危険などのイメージが浸透し、川遊びをする人も皆無の状況のようです。川がき復活を目指し、子供やご父兄と夙川たんけんを行った際の面白い話を紹介したいと思います。

甲山の裏側（標高400mに位置）に船坂という里山があるのをご存じですか？市立船坂小学校が2010年3月末に閉校し、見向きもされなくなったプールをビオトープとして蘇らせました。廃材活用（費用78000円）し有志の手作りで2014年5月から1年がかりで完成しました。春先からスイレン等の水生植物が活発に活動を始め、メダカやカワバタモロコも居心地が良さそうで毎年繁殖が確認されています。連携している川がき主体の西宮浜杜のまちビオトープも併せて紹介したいと思います。

毎月第1～3週に1題ずつクイズを出題し、4週目に答え合わせをします。
全問正解者の中から抽選で1名様に、クオカード3,000円分をプレゼントします！
3週分のクイズの答えと、番組への感想・質問を書いて、さくらFMまでお送りください。
また、「こんなことが知りたい！」というリクエストもお待ちしています。
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