12月号 西宮に残る近代建築をたずねて
更新日:2016年1月5日
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西宮徹底解剖12月号「西宮に残る近代建築をたずねて」
ゲストティーチャー/武庫川女子大学 建築学科 准教授 大井史江氏
放送日 | テーマ | 音声配信 |
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12月7日 | 甲子園口を歩く | |
12月14日 | 上ヶ原・岡田山を歩く | |
12月21日 | 夙川を歩く | |
12月28日 | 酒蔵通りを歩く/質問コーナ | 番組をきく(音楽ファイル(MP3):27,186KB) |
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◆ゲストティーチャープロフィール◆
長野県野沢北高等学校卒業、福井大学工学部建築学科卒業、同大学院工学研究科修士課程修了。
黒川紀章建築都市設計事務所で、庁舎建築、オフィスビル、博物館などさまざまな建物の企画から基本設計・実施設計・現場監理に従事。「外務省 在ギリシャ日本国大使館」「日本看護協会原宿ビル」「旭川合同庁舎」など作品多数。また、「福井県立恐竜博物館」にて公共建築賞優秀賞受賞。
明治末期から昭和初期にかけて、六甲山麓に開花した洋風スタイルの文化を『阪神間モダニズム』と言います。西宮にも当時の建築物がいくつか残されており、その一つが、武庫川女子大学甲子園会館です。2006年には、女子大初の建築学科が設置され、甲子園会館は生きた教材として、今も多くの学生たちに語りかけています。今回は、武庫川女子大学建築学科で教鞭を執り、建築家としても数多くの作品を手掛けられている大井史江さんに、西宮に残る近代建築の魅力を存分に語って頂きます。
【第1話】甲子園口を歩く
JR線の南側、桜と柳の並木に導かれ、新堀川沿いを南に歩くと松山大学温山記念館(旧新田利国邸)と武庫川女子大学甲子園会館(旧甲子園ホテル)があります。いずれも昭和初期完成で四季折々に楽しめる美しい池泉回遊式庭園の中にある建築です。タイル、ガラスなどの材料や、装飾・デザインモチーフなどのお話も交え、内部、外部にわたり和と洋の見事に調和した空間の魅力をご紹介します。
【第2話】上ヶ原・岡田山を歩く
市内でもひときわ小高いエリアにある関西学院大学と神戸女学院大学。そこはさながらアメリカ人建築家ヴォーリズの建築美術館のようです。彼は特にミッションスクールの設計で素晴らしい作品を残しています。その代表作ともいえる2つのキャンパスがあるのは、西宮市の大きな魅力の一つです。ヴォーリズの人生に触れながら、当時流行したスパニッシュモチーフの校舎についてお話します。
【第3話】夙川を歩く
阪急夙川駅の近くに建つカトリック夙川教会は、尖塔が地域のランドマークとなっています。内部では色鮮やかな花型のステンドグラスが祈りと癒しの空間を演出します。一方、建石線沿いの旧山本家住宅は茶室を配した日本庭園の中に建ち、当時のゆとりある階層の人々の生活が随所に感じられます。夙川沿いの散策に、これら2つの建物の見学をプラスするとより楽しめるコースとなるでしょう。
【第4話】酒蔵通りを歩く/質問コーナー
酒蔵通り沿いは起伏も比較的なだらかで気軽に歩ける散歩コースといえます。堂々とした佇まいの多聞ビル(旧八馬汽船本社)、列柱を配したバルコニーが印象的な旧辰馬喜十郎住宅、地域の人々の熱い思いにより残っている今津小学校の六角堂、住宅のモデルハウス兼販売事務所として建てられた浜甲子園倶楽部会館など西宮にある教育、産業などに関連した様々な近代建築についてお伝えします。
毎月第1~3週に1題ずつクイズを出題し、4週目に答え合わせをします。
全問正解者の中から抽選で1名様に、図書カード3,000円分をプレゼントします!
3週分のクイズの答えと、番組への感想・質問を書いて、さくらFMまでお送りください。
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