10月号 秋っぱれの酒 西宮
更新日:2014年10月29日
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放送日 | テーマ | 音声配信 |
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10月6日 | 第1話:宮水って? | 番組をきく(音楽ファイル(MP3):25,717KB) |
10月13日 | 第2話:樽と樽廻船 | 番組をきく(音楽ファイル(MP3):26,329KB) |
10月20日 | 第3話:灘の生一本 | 番組をきく(音楽ファイル(MP3):26,478KB) |
10月27日 | 第4話:酒の肴と器の話/質疑応答 | 番組をきく(音楽ファイル(MP3):27,186KB) |
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10月1日は「日本酒の日」。10月に収穫された新米を使った新酒が作り始められる季節です。日本酒の出来は、米と水と人。そこに気候や運搬技術など、さまざまな要素が加わった西宮の酒は、江戸でも大変な人気を博しました。また、西宮の酒は、夏を越し1年たった今頃の酒が旨く「秋っぱれの酒」としても親しまれます。その所以は何なのか。今回は、約半世紀の間、辰馬本家酒造(白鹿)に勤務し、現在も酒の研究に余念のない寺岡武彦氏が、その謎に迫ります。
【第1話】宮水って?
酒造りに適した「宮水」は、西宮の風土と気候が生んだ名水。宮水での酒造りがキャッチコピーとして成り立ち、「水屋」ができるほど重宝されていました。明治に入ると宮水を守る活動が活発になり、昭和の日本石油コンビナート誘致問題にも繋がっていきます。旨い酒はもちろん、私たちの生活に様々な影響をもたらした宮水は、どのように発見されたのか? また、どのような成分なのか? その謎に迫ります。
【第2話】樽と樽廻船
最良の酒樽は、「吉野の甲付樽」。西宮の酒はこの甲付樽に詰められ、樽廻船によって江戸へ運ばれていました。江戸への到着の順位を競う「新酒番船」という行事も行われ、その出港の様子は、司馬遼太郎の『菜の花の沖』にも描かれています。酒の風味と品質を保つ甲付樽。そして樽廻船の発達。「下り酒」として江戸で人気を博した西宮の酒の運搬技術の裏側に迫ります。
【第3話】灘の生一本
よく耳にする「生一本」という言葉。実は意外と新しい言葉だということをご存ですか。生一本の意味は? 語源は? いつから使われていたの? そもそも「灘」ってどこを指すの? 大吟醸・吟醸、純米酒、本醸造の違いって? そんな知っているようで知らなかったことを詳しく解説します。
【第4話】酒の肴と器の話/質疑応答コーナー
肴に合う酒を選ぶのではなく、酒が肴を選ぶ。それはなにも食べ物だけに限りません。日本古来の酒の楽しみ方を紹介しながら酒器についても触れ、酒の魅力をお伝えします。
毎月第1~3週に1題ずつクイズを出題します。
全問正解者の中から抽選で1名様に、図書カード3,000円分をプレゼントします!
3週分のクイズの答えと、番組への感想・質問を書いて、さくらFMまでお送りください。
また、「こんなことが知りたい!」というリクエストもお待ちしています。
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