【西宮消防署】ウェブ消防署見学、消防車(はしご車)を紹介します
更新日:2021年11月29日
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西宮消防署の消防車(はしご車)を紹介します
消防車には、火事、救急、救助の現場に出動するため、いろいろな種類があります。
このページでは、主にマンションやビルなど、高さのある建物で火事があったときに出動する、「はしご車」(西宮3)について紹介するよ!
はしご車って?
タンク車やポンプ車に積んでいる三連はしごでは届かないような高さのある建物で火事が起きた時に活躍する消防車です。
西宮消防署のはしご車は、日本全国でもトップクラスの性能で最大50メートルまで伸びます。
建物とはしご車の位置条件がもっとも良いと13階まで届くよ!
車の上に載っている、はしごが…
はしごは、こんなに伸びるよ!隣の建物は、7階建ての消防隊員訓練用ビルですが、さらに伸ばすことができます!
はしごの先についたこの部分はなんでしょう…?
この部分は、バスケットといって、ここに消防隊員が乗り込んで助けを待っている人の救出に向かったり、救出した人に乗ってもらうことができます。
このバスケットは約180キログラムの重さまで乗せることができるよ!
ポンプ車などからホースで水を送ってもらうことで、放水できるノズルもついています。
どうやってはしごを伸ばしたり、操縦するの?
はしごの土台部分にある操縦席と、バスケットの中に、はしごを伸ばしたり旋回操作をするレバーがあるよ!
はしごを伸ばすときは、電線や看板などの障害物に注意しながら、目標の場所まで操作して伸ばす必要があるから、優れた技術と、隊員同士の連携が求められます!
では、はしごを伸ばす操作を、実演してもらいましょう!
1,2→はしご車の中から何か足のようなものがでてきました。
3,4→収納されていたバスケットを展開しています。
5,6→バスケットに消防隊員が乗り込みます。
7→はしごの土台部分にも消防隊員が乗り込みました。
8→準備万端です!バスケットと土台部分の隊員が協力して、これからはしごを伸ばしていきます!
こうやって高いところまで、長いはしごを伸ばして、はしご車は倒れたりしないの?
はしごを伸ばすと、伸ばしたはしごの重さではしご車はとても不安定になります。
走行するためのタイヤだけでは、伸ばしたはしごの重さは支えられません。
そこで、はしご車自体が倒れないよう、下の写真のように、アウトリガーという4本の足で踏ん張って、車体を安定させるんだよ!
上の、はしご車を伸ばす実演で最初にはしご車の中から出てきた足が、このアウトリガーだね!
はしご車の座席はどうなっているの?
西宮消防署で一番大きな消防車だから、運転席のハンドルがとても大きいですね!
運転席と助手席の間には、他の消防車と同じくAVM(消防隊専用のカーナビのような機械)や、サイレン関係のスイッチがあるほか、座席には火災現場で必要な空気呼吸器が積んであります!
また、はしご車の真ん中あたりには、火災現場で使うエンジンカッターやホース、たくさんの放水ノズルが積んであるよ!
緊急走行に、ご協力ください!
このページでは、長いはしごを活かして、高い建物で火事が起きた時に活躍する、はしご車について紹介しました。
ところで、皆さんは赤色灯をつけてサイレンを鳴らしながら走っている消防車、救急車を街で見かけたことはありませんか?
緊急走行といって、災害など緊急事態が起きた現場に少しでも早くつけるように、一般の車両や歩行者の方々に道を譲ってもらいながら向かうんです!
鳴らすサイレン音にも、実は、少し違いがあります。
「ウーウー」は、消防車が火事以外の災害現場に向かうときに鳴らすサイレン、
「ピーポー」は救急車のサイレン、そして、
「ウーウー」「カンカン」と鐘の音を合わせて緊急走行しているときは、消防車が火事の通報があった現場に向かうときに鳴らすサイレンです。
少しでも早く安全に災害現場に向かえるよう、街で緊急走行している消防車、救急車を見かけたら、飛び出したりしないようにして協力してくださいね!
西宮市消防局広報ビデオを掲載しています。