【山口分署】家庭用消火器についてのよくある質問

「家庭に置いている消火器は、定期的な点検や消火薬剤の詰替えをしないといけないのでしょうか？」

一般家庭には、消火器の設置義務がなく、点検や消火薬剤の詰替えの義務もありません。

しかし、「設置条件の悪い場所に置いている消火器」や「製造から10年を経過した消火器」は、消火薬剤の劣化など、いざというときに使用できないことも考えられます。

上記の理由から、定期的に自主点検をしていただき、使用期限が切れている消火器は交換されることをお勧めします。

脱衣所など、温度差が大きい場所は避けましょう。

温度変化によって腐食の原因となり、容器の劣化を早めます。

直射日光は容器が酸化する原因となります。
できるだけ直射日光のない場所に設置してください。

なお、屋外に設置される場合は、消火器専用ボックスに収納されることをお勧めします。

風呂場や洗面所など、湿気の多い場所は避けましょう。

湿気は、サビの発生原因となります。

圧力計がついている消火器の場合、針の位置が「緑の部分」にあれば正常です。

圧力が低下していると、噴射能力が著しく低下します。

安全栓または封印シールが付いているか確認しましょう。

安全栓または封印シール付いていない場合、使用済みの可能性があります。

本体容器にサビやキズがないか確認しましょう。

サビやキズによる容器の劣化が「圧力低下」の原因となります。

ホースのひび割れと併せてホース接続部の確認もしておきましょう。

ひび割れや接続部のゆるみによって、本来の効力を失います。

消火器本体のラベルに表示されている使用期限を確認しましょう。

使用期限が切れた消火器は、薬剤の劣化など、いざというときに使用できないことも考えられます。

※上記5つのいずれかに該当する場合は、交換もしくは販売元にご相談していただくことをお勧めします。

消火器は一般ゴミとして廃棄することはできません。

消火器の主な廃棄方法については、次の2つです。

消火器を買い換える際、販売店に処分を依頼できる場合があります。

なお、販売店によって処分できない場合もありますので、事前にご確認ください。

もう一つは、特定窓口や指定取引場所（メーカーや収集運搬業者など）に依頼する方法です。

特定窓口や指定取引場所の詳細については、消火器リサイクル推進センター「リサイクル窓口検索（外部サイト）」をご利用ください。

その他に関するお問い合わせは、消防局予防課または最寄りの消防署へお問い合わせください。