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有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)について

更新日:2024年10月10日

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有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)の性状

有機フッ素化合物のうち、PFOSはペルフルオロオクタンスルホン酸、PFOAはペルフルオロオクタン酸という物質であり、その物性は撥水・撥油性、熱・化学的安定を示すことから、PFOSについては半導体用反射防止剤・レジスト、金属メッキ処理剤、泡消火薬剤などに、PFOAについてはフッ素ポリマー加工助剤、界面活性剤などに主に使われてきました。
PFOS、PFOAには、難分解性、高蓄積性、長距離移動性という性質があるため、現時点では北極圏なども含め世界中に広く残留しています。そして、仮に環境への排出が継続する場合には、分解が遅いために地球規模で環境中にさらに蓄積されていきます。環境や食物連鎖を通じて人の健康や動植物の生息・生育に影響を及ぼす可能性が指摘されています。

人の健康への影響

PFOS、PFOAは、動物実験では、肝臓の機能や仔動物の体重減少等に影響を及ぼすことが指摘されています。また、人においてはコレステロール値の上昇、発がん、免疫系等との関連が報告されています。しかし、どの程度の量が身体に入ると影響が出るのかについてはいまだ確定的な知見はありません。そのため、現在も国際的に様々な知見に基づく検討が進められています。
国内において、PFOS、PFOAの摂取が主たる要因と見られる個人の健康被害が発生したという事例は確認されておりません。

有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)に関連する情報について

PFOS及びPFOAに係る科学的知見の集積並びに国際的な動向を踏まえ、国においても各種検討が進められています。PFOS及びPFOAの詳細な内容については、下記のリンク先をご確認ください。「PFOS、PFOAに関するQ&A集」などが掲載されています。

本市で供給する水道水中における有機フッ素化合物の検査結果については下記のリンク先をご覧ください。

水質汚濁防止法におけるPFOS及びPFOAについて

市内の公共用水域(河川、海域)及び地下水の水質調査結果

水質汚濁防止法第15条(常時監視)に基づき、市内の河川、海域及び地下水(以下、公共用水域等という)の水質調査を行っております。令和2年5月環境省の通知によりPFOS及びPFOAが要監視項目に追加されました。
国は公共用水域等において、PFOS及びPFOAの指針値(暫定)として、PFOS及びPFOAの合計値で0.00005mg/Lとしています。

本市においては、令和3年度より公共用水域等のPFOS及びPFOAの水質調査を行っております。

PFOS及びPFOAが水質汚濁防止法第2条第4項に規定する指定物質に追加(事故時の措置対象)

PFOS及びPFOAは、事故時における公共用水域等の水質汚濁を防止することを目的として、水質汚濁防止法第2条第4項に規定する「公共用水域に多量に排出されることにより人の健康若しくは生活環境に係る被害を生ずるおそれがある物質」(「指定物質」という。)に指定されています。
PFOS及びPFOAを所有する者は、その物質を貯蔵及び使用する施設を適切に管理し、PFOS及びPFOAの公共用水域等への排出や地下への浸透を未然に防止する必要があります。

PFOS及びPFOAを公共用水域等へ排出させた場合や地下へ浸透させた場合は、直ちにPFOS及びPFOAの排出又は浸透の防止のための応急の措置を講じてください。その後、速やかに環境保全課へ連絡ください。

PFOS及びPFOA含有の泡消火薬剤に係る対応について

PFOS及びPFOAは、一部の泡消火薬剤に含有されていることがわかっています。PFOSおよびPFOA含有泡消火薬剤を所有する施設の設置者は、その施設を適切に管理し、PFOS及びPFOAの公共用水域等への流出や地下への浸透を未然に防止する必要があります。消防用設備の点検等の機会を捉え、PFOS及びPFOAを含有しない泡消火薬剤への取り換えをお願いします。

PFOS及びPFOAを含有する泡消火薬剤等を公共用水域等へ排出させた場合や地下へ浸透させた場合は、直ちにPFOS及びPFOAの排出又は浸透の防止のための応急の措置を講じてください。その後、速やかに環境保全課へ連絡ください。

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お問い合わせ先

環境保全課

西宮市六湛寺町10-3 西宮市役所本庁舎 8階

電話番号:0798-35-3809

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