理・美容所における感染症予防について
更新日:2024年1月4日
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下記のことに留意し、感染予防に努めてください。
施設の清掃について
物に付着したウイルスや細菌はしばらく生存します。したがって、利用客や従事者の方々の手が良く触れるところ、例えば出入り口のドアノブ、理・美容椅子や洗髪台の手すり、カウンターなどについて、消毒用エタノールや0.05%塩素系漂白剤で定期的な清拭をすることが有効です。
※塩素系漂白剤をご購入の際は主成分が次亜塩素酸ナトリウムであることを確認し、使用時は濃度調整(例えば6%次亜塩素酸ナトリウム液を使用する際は、水3Lに液を25mL入れ、希釈すること。)してください。さらに、塩素系漂白剤で清拭後は必ず水拭きをしてください。
施設の換気について
出入り口扉や窓をこまめに開放すること、又は換気扇(設置されている施設のみ)を常に稼働することで、施設内に空気がこもらないよう換気に努めてください。
器具やタオル類・布片類の消毒について
<消毒液による場合>
・器具類
家庭用洗剤をつけたスポンジ等を用いて、器具の表面をこすり、十分な流水 (10 秒間以上、1 リットル以上)で洗浄後、よく水分をふき取ります。その後、76.9v/v%~81.4v/v%エタノール液(消毒用エタノール)中に 10 分間以上浸します。若しくは0.1%次亜塩素酸ナトリウム液(例えば6%次亜塩素酸ナトリウム液を使用する際は、水3Lに液を50mL入れ、希釈すること。)に10 分間浸してください。
※次亜塩素酸ナトリウム液は金属器具及び動物性繊維製品を腐食させますので必要以上に長時間浸さないでください。 また、消毒時はゴム手袋を着用する等、消毒液が直接皮膚に触れないようにしてください。
・タオル類・布片類
使用したタオル、布片類を0.1%次亜塩素酸ナトリウム液(例えば6%次亜塩素酸ナトリウム液を使用する際は、水3Lに液を50mL入れ、希釈すること。)に浸し、消毒してください。消毒終了後は、洗濯し、必要に応じて乾燥して保管するか又は蒸し器に入れてください。
※次亜塩素酸ナトリウム液は色物の消毒には適しませんので、ご注意ください。
<加熱による場合>
・タオル類・布片類
(1) 蒸気による消毒
蒸気滅菌器等を使用し、100℃以上の湿熱に10分間以上作用させてください。
※ 温度計により器内の温度を確認し、大量の洗濯物を同時に消毒する場合は、すべての洗濯物が湿熱に十分触れないことがあるので留意してください。
(2) 熱湯による消毒
80℃以上の熱湯に10分間以上浸してください。
※ 温度計により温度を確認し、熱湯に大量の洗濯物を浸す場合は、湯の温度が低下することがあるので留意してください。
※ここでは、代表的な消毒方法のみを掲載しています。他の消毒方法などについての詳細は、下記参考資料をご覧ください。
タオル類・布片類の交換頻度について
皮膚に接するタオル類・布片類は清潔なものを使用し、利用客1人ごとに取り替えてください。
参考資料
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