レジオネラ症に関すること
更新日:2023年5月25日
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レジオネラ症とは
レジオネラ属菌が原因で起こる感染症です。
インフルエンザのような症状を示す型(ポンティアック熱型)と、重篤な肺炎を引き起こす肺炎型のレジオネラ症があります。肺炎型は潜伏期間が1週間前後で、悪寒、高熱、全身倦怠感、呼吸困難などの症状がみられます。重症となった場合、死亡するケースもあります。
健康な成人が感染することはまれですが、高齢者や病気などで免疫力が低下している人などに感染することがあります。
感染源および感染経路
レジオネラ属菌は、土壌や淡水など自然界に広く生息しています。レジオネラ属菌は、水を使用する設備に付着するぬめり(生物膜)の中で増殖します。身近な感染源は循環式浴槽、空調用冷却水などがあり、家庭においては24時間風呂や加湿器などがあります。
感染経路としては、主にレジオネラ属菌を含んだ霧状の水滴(エアロゾル)を吸い込むことで感染します。人から人への感染はありません。
家庭での注意点
レジオネラ属菌は自然界に広く生息しており、私たちの周辺から完全に取り除くことは困難です。レジオネラ症を予防するためには、感染源でのレジオネラ属菌の増殖を防ぐことが重要です。
家庭内においても、24時間風呂、加湿器の管理が悪いとレジオネラ属菌が増殖することがありますので、次のことに注意してください。
24時間風呂について
- 入浴前にはかけ湯をして、身体についている汚れなどを落とす。
- 浴槽やろ過装置の洗浄、消毒及び完全換水を頻繁に行う。
- 気泡ジェット等のエアロゾルを発生する器具の使用を避ける。
加湿器について
- 加湿用水には水道水等の飲用適の水を用い、水は毎日取り換え、加湿器内部を常に清潔に保つ。
- 加湿器を使用しない期間は水を抜いてきれいにしておく。
※その他取扱説明書に従い、適正な維持管理を行ってください。
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