平成21年度 西宮市民文化賞受賞者紹介(遠藤 隆稔さん)
更新日:2014年2月4日
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遠藤 隆稔(えんどう たかとし)さん
日本画家 西宮芸術文化協会代表運営委員
遠藤 隆稔さん プロフィール
京都市立美術大学(現:京都市立芸術大学)日本画科卒業後、日本画家の堂本印象(どうもと いんしょう)氏に師事し、画塾「東丘社」に入塾。昭和37年(1962年)から教諭として、西宮市立浜脇中学校、西宮市立北夙川小学校に在籍し、昭和43年(1968年)から西宮市立西宮高等学校に勤務した。平成12年(2000年)に退職後も平成20年(2008年)まで、同高等学校の非常勤講師として熱心に指導した。
大学4年生の時に日展に初出品、初入選という快挙を成し遂げ、以後続けて日展へ出品し、平成12年(2000年)には日展会友となった。個展はもちろんのこと、日展への18回の入選をはじめ、日春展・京展・関西展等の入選や兵庫県現代美術展に招待出品するなど精力的な創作活動を行っている。近年は、夜景をモチーフにした作品の制作に取り組み、優れた作品を数多く発表している。
さらに、尼崎市展・川西市展の審査員を歴任し、兵庫県立美術館や尼崎市総合文化センターなどで開催している講座の講師も務め、日本画の基礎から高度な技法までをわかりやすく指導している。各新聞社が主催するチャリティ展にも積極的に出展するなど芸術を通して社会貢献活動にも取り組んでいる。
本市においては、昭和59年(1984年)より西宮市展の審査員や市民ギャラリーの講師を務め市民の創造活動を奨励するとともに、平成10年(1998年)に西宮日本画協会会長に就任し後進の指導育成に力を注いでいる。
また、平成16年(2004年)には西宮芸術文化協会代表運営委員となり、西宮市文化振興ビジョンの策定にあたって、芸術文化に携わる立場から貴重な意見を述べるなど本市の芸術文化の振興に寄与した。西宮市が西宮芸術文化協会に委託し、毎年実施している西宮市芸術祭や西宮市野外文化事業等の企画立案にあたりその中心的な役割を担い、各種事業の開催運営にも尽力するなど本市の芸術文化の向上に貢献している。
精力的な創作活動と後進の指導育成
~日本古来の伝統技法の普及と日本画の振興に尽力~
日本画家として精力的な創作活動を行い、優れた作品を発表されるとともに、後進の指導育成や各種展覧会の開催などを通じて、日本古来の伝統技法の普及と日本画の振興に尽力されました。
制作風景 アトリエにて
平成21年(2009年)3月
尼崎市総合文化センターにて
日本画講座で、やさしく指導する遠藤先生
市民の創造活動を奨励
~西宮市の芸術文化の向上発展に大きく貢献~
西宮芸術文化協会代表運営委員、西宮日本画協会会長として、市民の創造活動を奨励し、本市の芸術文化の向上発展に大きく貢献されました。
平成20年(2008年)7月
西宮市立市民ギャラリーにて
「西宮市展」の入選作品を解説
平成21年(2009年)7月
西宮市教育文化センターにて
「西宮市展表彰式」で入選作品について講評
平成21年(2009年)10月 六湛寺公園にて
「‘09野外アートフェスティバル
inにしのみや ~つくる~」で、
小学生と一緒にパフォーマンス