8月号　ノーベル賞と西宮～西宮から世界を識る～

西宮徹底解剖8月号「ノーベル賞と西宮～西宮から世界を識る～」
ゲストティーチャー／文化プロデューサー　河内厚郎さん

放送日 月曜20時30分～	テーマ	音声配信
8月1日	西宮湯川記念賞と『苦楽の園』 【クイズ】 湯川秀樹博士の妻・スミさんの自伝のタイトルは？ 【答】苦楽の園	8月1日放送分を聴く（音楽ファイル(MP3)：27,202KB）
8月8日	ノーベル文学賞候補となった作家たち 【クイズ】 日本人で最初にノーベル文学賞にノミネートされた小説家は？ 【答】谷崎潤一郎	8月8日放送分を聴く（音楽ファイル(MP3)：27,202KB）
8月15日	そもそも、ノーベル賞とは？ 【クイズ】 イグノーベル賞を受賞した井上大佑さんは、何を発明したでしょうか？ 【答】カラオケ	8月15日放送分を聴く（音楽ファイル(MP3)：27,202KB）
8月22日	今年こそ村上春樹氏の受賞は成るか？／質問コーナー	8月22日放送分を聴く（音楽ファイル(MP3)：26,807KB）

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　西宮市は、日本人初のノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹博士が、その対象となった「中間子論」を提唱された街です。西宮市では、これを記念して昭和61年から「西宮湯川記念事業」を実施しています。また、西宮市は、近年ノーベル文学賞の受賞が噂される村上春樹氏が育った街でもあります。「ノーベル賞」と「西宮」、実は密接な関係にあるのです。今回は、湯川博士のお話からノーベル賞と西宮の意外な関係まで、たっぷりとお話します。

【第1話】西宮湯川記念賞と『苦楽の園』
　日本人として初めてノーベル賞を受賞したのは理論物理学者の湯川秀樹でした。受賞の対象となった「中間子論」が湯川博士の苦楽園在住時にうまれたことから、門下生が苦楽園小学校校庭に記念碑を建立したのを機に「西宮湯川記念賞」が設けられました。夫人・湯川スミの自伝が『苦楽の園』と名付けられたのも、湯川夫妻にとり苦楽園時代が最も充実した時代だったことの証しでしょう。

【第2話】ノーベル文学賞候補となった作家たち
　ノーベル文学賞の候補に日本人として最初にノミネートされた小説家は谷崎潤一郎であり、のちには遠藤周作や井上靖の名もあがります。これら阪神間に居住した作家たちの、いずれにも夙川の登場する小説があります。また、今津小学校出身の野間宏や、香櫨園に定住した小田実は、アジア・アフリカ諸国の文学者を対象に「第三世界のノーベル文学賞」とされるロータス賞を受賞者しています。

【第3話】そもそも、ノーベル賞とは？
　西宮出身で、晩年は芦屋に住んだ、分子生物学者の花房秀三郎は早くからノーベル賞候補にあがっていました。物理学、化学、生理学・医学、文学、平和、経済学の分野で顕著な功績を残した人に贈られる同賞は、ダイナマイトの発明者アルフレッド・ノーベルの遺言により1901年から始まりました。「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に与えられるイグノーベル賞は、カラオケを発明した井上大佑氏（西宮市在住）が受賞しています。

【第4話】今年こそ村上春樹氏の受賞は成るか？／質問コーナー
　今年もノーベル賞の季節が近づいてきました。毎年のように話題になるのが、浜脇小学校・香櫨園小学校で学び、西宮神社の境内や御前浜で遊んで育ったという「宮っ子」村上春樹氏が文学賞を受賞するかどうかです。村上氏と同様、今や世界各国で小説が翻訳されている、小川洋子氏（芥川賞選考委員、苦楽園在住）も、いずれノミネートされるのではと噂されています。

毎月第1～3週に1題ずつクイズを出題し、4週目に答え合わせをします。
全問正解者の中から抽選で1名様に、図書カード3,000円分をプレゼントします！
3週分のクイズの答えと、番組への感想・質問を書いて、さくらFMまでお送りください。
また、「こんなことが知りたい！」というリクエストもお待ちしています。
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