8月号 甲子園・鳴尾に関わる文学と文人
更新日:2014年1月8日
ページ番号:33536264
目次 | 本放送 月曜20時30分~ | 再放送 日曜8時30分~ | 音声配信 | |
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第1話 | 古典の中の鳴尾 | 8月5日 | 8月11日 | 番組をきく(MP3)(音楽ファイル(MP3):26,144KB) |
第2話 | 鳴尾に花咲いた文化人の町 | 8月12日 | 8月18日 | 番組をきく(MP3)(音楽ファイル(MP3):26,004KB) |
第3話 | 鳴尾の発展と甲子園 ~ヒコーキとホテルに見るモダニズム~ | 8月19日 | 8月25日 | 番組をきく(MP3)(音楽ファイル(MP3):26,056KB) |
第4話 | 甲子園球場ゆかりの文学鳴尾・甲子園から誕生した作家たち 質疑応答コーナー | 8月26日 | 9月1日 | 番組をきく(MP3)(音楽ファイル(MP3):25,111KB) |
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【第1話】古典文学の中の鳴尾
鳴尾は古代から和歌に詠まれた風光明媚な土地であり、茅渟の海を渡る船人にも航海安全の澪標として知られていました。俊成、西行、慈円、為家などの錚々たる歌人が、鳴尾を歌枕に和歌を詠み、世阿弥の作である『高砂』『松風』『忠度』に船が沖を通過する場所として鳴尾が登場します。また、古歌にちなんでつけられた現在の鳴尾・甲子園の地名なども紹介します。
【第2話】鳴尾に花咲いた文化人の町
歴史ある鳴尾に、明治38年、阪神電鉄が敷設され、沿線開発の一環として文化人が集う高級住宅地が造成されました。この地に住んだ佐藤紅緑、ハチロー、愛子の父子や森繁久彌との交流、俳人阿波野青畝や詩人喜志邦三について語ります。
【第3話】鳴尾の発展と甲子園
ヒコーキとホテルに見るモダニズム鳴尾は、住宅地としてだけではなく、シー・ショアーリゾートとしても発展しました。明治末から大正にかけての航空機草分け時代に、この地で数々の航空ショーが開催され人々を歓喜させました。ヒコーキ野郎たちの情熱は、その後日本海軍の局地戦闘機「紫電改」を生んだ川西航空機に引き継がれます。これらのことは、稲垣足穂の『ヒコーキ野郎たち』や城山三郎の『零からの栄光』などの文学作品となりました。
また、鳴尾の最北部には、モダニズムの粋を集めた日本有数のリゾートホテル「甲子園ホテル」が作られ、皇族や菊池寛、谷崎潤一郎などの文人、藤田嗣治などの画家、海外からの賓客などが宿泊し、モダニズム文化と社交の華やかな舞台となりました。
【第4話】甲子園球場ゆかりの文学作品
鳴尾・甲子園から誕生した作家たち/質疑応答コーナー村上春樹や小川洋子には、甲子園球場ゆかりの文学作品があります。閑静な住宅地であり、甲子園球場のある町に住む作家やこの地にある武庫川学院を卒業した作家からは、著名な文学作品が今も生まれ続けています。
また、枝川の埋立て地に建てられた甲子園球場の“甲子園”は周辺地域も取り込み、高校野球や阪神タイガースの聖地として全国にその名を轟かせています。
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