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【西宮消防署】高度救助隊による震災等救助訓練の様子を紹介します!

更新日:2023年10月6日

ページ番号:69325811

大規模地震災害による緊急消防援助隊の派遣に備え、高度救助隊が震災救助訓練を実施しました!

令和5年8月29日、高度救助隊が、西宮消防署訓練棟と西宮市消防訓練施設(甲子園浜2丁目)を利用し、大規模地震災害への対応力を向上するため、昼夜を問わず様々な現場を想定した救助訓練を実施しました。

西宮市消防局には、人命救助を専門とする救助隊西宮、鳴尾、瓦木、北消防署に計4隊配置されており、各消防署管轄区域内の火災、交通事故、水難、山岳事故等の救助事案に対応しています。

なかでも、西宮消防署の救助隊は、あらゆる災害において救助活動が遂行できるよう、特殊な救助資器材・車両と、知識・技術・体力・精神力に優れた隊員で構成された「高度救助隊(愛称:SENSR(せんさー))」というチームで、上記救助事案のほか、化学物質や放射性物質などによる特殊災害等複雑な事案に対して、唯一管轄区域を越えて西宮市全域に出動し、各署救助隊とともに活躍しています。

日本全国での活動に備えた、訓練の様子をご紹介します。

今回の訓練では、西宮市域のみならず、日本国内で大規模な地震・風水害等が発生した場合に応援出動する「緊急消防援助隊」としての出動を見据え、被災地での隊員の寝泊りまで想定した、大がかりな訓練を行いました。緊急消防援助隊として派遣された場合、被災場所での救助活動のみならず、隊員の宿営(炊事、就寝など長時間持続して活動するための休息)は、重要なポイントになります。

緊急消防援助隊ロゴ画像

日中、様々な救助技術を必要とする現場を想定した訓練を行った後、夜間にも想定訓練を行い、普段とは異なる暗所での救助活動のポイントを確認しました。

地震警報器設定写真

救助訓練風景写真

救助訓練風景写真
重量物排除訓練の様子です

救助訓練風景写真

夜間救助訓練風景写真

夜間救助訓練風景写真

宿営訓練では、派遣の際に携行できる必要最小限の物品で、食事を取り、就寝し、速やかに疲労回復を図り、翌朝からの活動に備えるなど、本番さながらの訓練となりました。

宿営地と見立てた場所での風景写真
活動の後、深夜に休息を兼ねて振り返りや翌朝からの活動の打ち合わせを行います。

宿営地での仮眠風景写真
西宮署内の一部を宿営地と見立て、休息エリアを設定しました。翌朝からの救助現場に備え、休息をとります。

高度救助隊1チーム8名でこの訓練を経験し、救助手順を確認するだけでなく、派遣時に隊員にかかる負荷を、模擬環境ではありますが体験することができました。
この訓練の成果を今後の現場活動に活かし、複雑多様化する救助現場に対応できるよう、さらなる救助技術の研鑽に努めます。

地震に備えましょう!

市民の皆様にお願いです。
このページで紹介したように、消防局では、さまざまな災害に備えて日夜訓練に励んでいます。
しかし、阪神・淡路大震災や東日本大震災のような大きな地震が起きた場合、消防局の力だけではすべての現場に対応することはできず、市民の皆様の自助・共助が欠かせません。
地震の揺れがきたときに大きな家具の下敷きになったり寝室の出入口をふさいでしまわないよう固定しておくことや、避難所までのルートや津波避難ビルについて話し合っておく、水や食料品を備蓄しておく、地域で防災訓練を実施しておくなど、ほんの少しの備えでご自身やご家族の命を守ることができます。
南海トラフ地震による大きな被害が懸念される今こそ、地震への備えを見直しましょう!

お問い合わせ先

西宮消防署

西宮市津門大塚町1-32

電話番号:0798-23-0119

ファックス:0798-32-0019

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