【消防局】ウー・カン消防通信!~「消防とさくら」のお話~
更新日:2024年10月17日
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第26回
そこで今回は、西宮市消防局のアポロキャップ、そして消防と桜の関係についてご紹介します。
西宮市の市花、「さくら」とともに
西宮市では古くから公園や街路、河川沿いに桜が植えられてきました。
このように、桜は、西宮市の風土・文化・歴史の中で市民に親しまれてきたことから、昭和40年3月、市民公募により市花として「さくら」が制定されました。
夙川河川敷緑地のようす
平成2年には夙川河川敷緑地が公益財団法人 日本さくらの会による「さくら名所100選の地」に選定されるなど、「さくら」は西宮市の象徴となっています!
西宮市消防局でも、そんな市花である「さくら」を、とても大切にしています!
消防隊員標章
そして次に、消防隊員や救急隊員が身に付けるアポロキャップ。ここにも鮮やかな桜の花を刺繍し、課長級以上のアポロキャップには、ツバの部分に月桂樹が施されています。
力強さや勇ましさをアピールすることの多い消防にあって、とても柔らかく、優しいデザインに仕上がっていると思いませんか!?
ウーちゃん・カンちゃんも大好きです!
皆さんも街中で消防隊員や救急隊員たちを見かけたら、是非注目してみてください!
桜の花は、消防団にも!
ところで、皆さんは、消防団のエンブレムをご覧になったことはありますか?
消防団章
消防団車両にデザインされた標章
この消防団のエンブレムを消防団章といいますが、桜の花をモチーフとしたデザインとなっており、昭和二十二年十二月二日 内務省告示第三百六十二号により制定された、たいへん歴史あるものとなっています。
消防職員が身に付ける消防章が、水、団結、純潔の意味を持つ「雪」であるのに対し、消防団章は、日本の象徴である「桜」をモチーフとすることで、郷土愛の精神と潔さを意味し、消防団員の心意気を表したものとされています。
花は桜木、人は武士
このことわざは、散り際の見事な桜に、利他の心を持ち、公のためならわが身を顧みず、強靭な精神力で毅然として戦う、潔い武士の姿を重ねた言葉といわれています。
いつの時代においても、桜の木がピンクに色づきはじめると「いつ満開になるのだろうか」と、とても待ち遠しい気持ちでいっぱいになり、そんな美しい桜の花が一瞬咲き誇り、風と共に儚く散っていくようすに、あわれと感じる美意識こそが、日本文化の根源であり、桜の花が日本人に永く愛されてきた理由であったのだろうと思います。
しかし、やはり花は散りぎわではなく「美しく咲いてこそ」です。
そして人も、「精一杯生きてこそ」だと思います。
私たち消防職団員は、「生死に関わる仕事」を任務としています。
「さくら」のまち、私たち西宮市の消防職団員は、これからも、消防の任務に『誇り』を持ち、 市民からの期待と信頼に『やりがい』を感じ、 尊い生命を災害から守るという強い『使命感』に基づき、 プロフェッショナルとして『消防の責任』を果たしていきたいと考えています。今後とも、本市の消防行政にご理解とご協力をお願いします。