【消防局】令和元年度火災対応救助研修を実施しました!!
更新日:2021年4月28日
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令和元年10月11日(金曜日)、10月18日(金曜日)の2日間、西宮市甲子園浜2丁目10番地、西宮市消防訓練施設において「令和元年度火災対応救助研修」を実施しました。
この研修は、火災現場での二次災害の発生による殉職事故をはじめとする重大事故を回避するために、平成24年度及び25年度の兵庫県下消防長会救助技術研究会「火災対応救助」に関する作業部会において研究された知識と技術についての研修を、当時の部会員及び知識、技術を有する隊員を指導員として実施することで、災害対応能力の向上を図ることを目的として行いました。
今回は、大阪府下の茨木市消防本部からも各日8名の隊員を招き入れ、積極的な意見交流を行い、切磋琢磨できる活気のある研修となりました。
訓練開始報告
指導員紹介
~10月11日実施「サバイバル」~
座学風景(RIC/RITの概要)
サバイバルとは・・・
「セルフサバイバル」と「チームサバイバル」に区分されます。
セルフサバイバルとは、火災現場活動中の隊員(個人)が危機的状況に陥り、安全な場所へ緊急に避難する対応手段のことを言います。
チームサバイバルとは、火災現場活動中、活動を共にする隊員(チーム)が危機的状況に陥り、安全な場所へ緊急に避難することが困難となった場合に、隊員たちが講じるべき対応手段や要救助隊員が発生し自力避難が困難となった場合に行われる救助手段のことを言います。
ストップ・メーデーコール
脱出口の見極め方(ホース)
壁・狭隘空間通り抜け
天井裏に落下時の対応(配線)
想定訓練
サバイバルポジション
ラダーベイルアウト
緊急脱出(ホース)
~10月18日実施「チームレスキュー」~
準備体操
チームレスキューとは・・・
火災現場活動中に危機的状況に陥った隊員が、自身で解決することが不可能、若しくは著しく困難な状況、及びメーデーコールが発生する場合に、他の隊によって実施される救助活動であり、特に救出する対象が「隊員」であることから考慮しなければならない知識及び技術について研修を実施しました。
想定訓練施設全景
狭隘空間通過(パーシャルリムーバブル)
バディ検索・観察要領
アラーム検索
ドラッキング(階段上げ)
ドラッキング(階段降ろし)
デンバードリル(ヘッドファースト2人法)
緊急かかえ救助(ホリゾンタル)
ピッツバーグドリル
研修終了後まとめ
昨年度、竣工した西宮市消防訓練施設での初めての火災対応救助研修であり、充実した訓練設備で、現場さながらの臨場感のある訓練を行うことができました。また、茨木市消防本部との合同訓練により、普段の訓練とは違う刺激や新鮮さもあり「顔の見える関係」を築くこともできました。
今後も、この訓練施設を活用し、西宮市消防局救助隊のレベルアップに努め、市民の皆様の安心安全を守ります。
サバイバル集合写真
チームレスキュー集合写真