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西宮市立高等学校スクール・ミッション

更新日:2022年4月4日

ページ番号:20389872

西宮市立高等学校スクール・ミッションの策定にあたり

○基本理念「夢はぐくむ教育のまち西宮」

西宮市は昭和37年に「安全都市宣言」、昭和38年に「文教住宅都市宣言」、昭和58年「平和非核都市宣言」、平成15年に「環境学習都市宣言」を行い、文教諸施設の整備拡充や安全で安心して暮らすことのできる地域社会を進め、環境学習を軸とした21世紀の持続可能なまちづくりを進めています。

また、平成8年にこれからの時代に生きる子供たちに何が最も大切か、私たち大人とその社会が果たすべき教育的責任は何かを考察し、これからの基本理念として、「夢はぐくむ教育のまち西宮」を教育の柱にかかげました。
夢を失わない限り、道は必ず開かれるという考え方のもとに、子供たちには、震災を心の憂いとせず、困難をバネとして自らの人生をたくましく切り拓き、社会の有為な形成者として育ってほしいという願いが込められており、今日では、文教住宅都市西宮における、生涯学習のまちづくりをイメージした基本目標と位置付けています。

○これからの教育に求められていること

現在、子供たちを取り巻く社会のあり方そのものが、これまでとは「非連続」と言えるほど、劇的にかつ加速度を増して変化し、子供たちが生きるこれからの未来は、複雑で予測困難な状況になっています。そのような時代にあって、持続可能な開発目標(SDGs)などを踏まえて、自然環境やイノベーションなど、地域や地球規模についてのさまざまな課題を、未来を担う子供たち一人ひとりが自らの課題と捉え、持続可能な社会づくりにつなげていく力を育成することが、教育に今求められています。
また、これからの高等学校教育においては、地元の自治体や産業界、社会教育機関、地域のNPO法人等の多様な主体との連携・協働体制を構築するとともに、他の高等学校や高等教育機関等の関係機関との連携・協働を図ることで、各高等学校を取り巻く課題や状況に対応し、20年後、30年後の社会像を見据えた特色・魅力ある教育を行うことが求められています。

○西宮市立高等学校スクール・ミッションの再定義

西宮市立高等学校スクール・ミッションは、西宮市立高等学校が、新しい時代の教育のあり方を内外に示し、今後20年後、30年後の社会像を見据えた特色・魅力ある教育を、各校が推進する方針として、西宮市立高等学校としての存在意義や期待されている社会的役割、目指すべき高等学校像を再定義するものです。現在の高等学校教育を取り巻く状況や課題を踏まえて、西宮市立高等学校の発展と改革の経過や、西宮市の教育理念、西宮市教育大綱に掲げられた理念をもとに作成しています。

西宮市立高等学校スクール・ミッション

【高校の存在意義】現代的な諸課題に対応するために必要な資質・能力の育成

豊かな自然と伝統に恵まれた文教住宅都市・西宮では「夢はぐくむ教育のまち西宮」の理念の下、今を生き、未来の主役となる生徒が、確かな学力、豊かな心、健やかな体からなる「生きる力」を育み、それぞれの夢の実現を目指している。
その過程において、自分の良さや可能性を認識し、様々な社会の激しい変化を前向きに受け止め、多様な人々と協働しながら、持続可能な社会を創りあげていく資質・能力が必要となる。
西宮市立高等学校では、自らの興味・関心に基づいた探究活動や地域・大学と連携し実践される特色ある教育活動、生徒会や部活動等の自治的活動を通して、仲間たちと考えを深め解決策を導き出そうとするなど、困難へもたくましく挑戦し続ける教育活動の推進により、現代的な諸課題に対応するために必要な資質・能力の育成に向けた学びを実現する。

【期待される社会的役割】地域や社会の発展への寄与

高等学校教育においては、生徒が自己理解を深め、自己の生き方と地域・社会との関わりについて深く考えることを通じて、キャリア発達を促すことが求められている。そのためには、人間らしく豊かな人生を切り拓いていくために必要な力を身につけ、社会の形成者として必要な資質・能力が育まれるように、生徒の学びを構成していく必要がある。
西宮市立高等学校では、地域・大学と連携した活動や、自然や伝統文化に親しむ活動、国内外の多様な文化的背景を理解する活動、地域貢献活動に取り組むことにより、社会の中で自立する力の育成を目指す。
また、高等学校教育全般を通じて、主権者教育やキャリア教育を進め、生徒に自らの役割の価値や地域・社会との関係性を見出させ、個々の能力や適性、興味・関心等に応じた学びを実現することで、将来のキャリアを展望する基盤の形成を促し、地域や社会の発展に寄与する。

【目指すべき高等学校像】社会で活躍するリーダー及びイノベーターとしての素養を身につけた人材の育成

複雑かつ予測困難となる社会では、自分とは異なる多様な文化や歴史、価値観を持つ人々と共存・協力し、持続可能な発展を遂げていかなければならない。
そのような中で、変化に柔軟に対応しながら、自他の幸福を追求し、新たな社会を創造し先導する力及び生涯にわたって学び続け、その学びを人生に生かしつつ、地域・社会に貢献しようとする力の育成が求められている。
西宮市立高等学校では、専門学科、普通科及び普通科コース・類型の各々において、地域・社会に関わる課題を見出し、主体的に考え、多様な他者と協働して解決しようとする学びに取り組んでいる。そのような学びを通して、国内外の社会問題の発見・解決に向けた方策を考えるとともに、グローバルに活躍するリーダーとしての素養や、サイエンスやテクノロジーの分野等において飛躍知を発見するイノベーターとしての素養を身につけた人材の育成を目指す。

〈西宮市立高等学校の教育目標と沿革〉

○西宮市立西宮高等学校

  • 教育目標

1)真理を尊び、正義と平和を愛する青年を育成する
2)個人の尊厳を重んじ、個性豊かな人間を育成する
3)地域との連携のもとに、公民的自覚を深め、民主主義社会の有能な形成者を育成する

変化の激しいこれからの社会を生きるために、確かな学力、豊かな心、健やかな体の知徳体をバランスよく育てることをめざします。

  • 沿革

明治41年尋常小学校卒業後、西宮町内唯一の女子教育機関として、浜久保町(現久保町)に私立西宮女子技芸学校が創設されました。設立の目的は、尋常小学校卒業後の女子に修身、国語、算術、裁縫、造花、刺繍、家事、作法などの技芸と教養を授けることにありました。
大正9年に町立西宮高等女学校の設立が認可され、大正14年に市立西宮高等女学校に改称しました。当時の西宮高等女学校の教育方針・学校行事から、創立以来「智」「徳」「体」の調和のとれた人格形成をめざす全人教育を校是に掲げ、生徒の個性を尊重することを主眼に、自由な特色のある教育が実施されてきました。昭和23年の学制改革により、西宮市立西宮高等学校となり、その後、西宮市建石高等学校に改称しました。昭和25年に西宮市立西宮高等学校に改称し、昭和45年に建石校舎から高座校舎に移転し現在に至ります。

明治41年(1908年)私立西宮女子技芸学校が創設(開校時在校生徒数29名)
大正7年(1918年)町立西宮女子技芸学校の設立が認可
大正9年(1920年)町立西宮高等女学校の設立が認可(定員480名)
大正14年(1920年)市立西宮高等女学校の設立に改称(入学生121名)
昭和23年(1948年)学制改革により市立西宮高等学校となる(中学校第3学年を含め19学級)、西宮市建石高等学校に改称(10月)
昭和24年(1949年)商業科を設置、第31回全国高等学校野球選手権大会の開会式に、生徒が式典誘導係として参加する
昭和25年(1950年)西宮市立西宮高等学校に改称
昭和26年(1951年)定時制課程(夜間部)を設置
昭和41年(1966年)英語コースを設置
昭和43年(1968年)定時制課程が西宮市立西宮西高等学校として分離独立する
昭和45年(1970年)高座町の新校舎に移転。英語コースの募集を停止
昭和51年(1976年)商業科の募集を停止
昭和61年(1986年)理数コースを設置
平成15年(2003年)理数コースをグローバル・サイエンスコースに改編・改称
平成20年(2008年)普通科に人間探究類型を設置(特色選抜制度が導入される)

○西宮市立西宮東高等学校

  • 教育目標

心身ともに健康で品位ある人間を育成する
苦難に耐え抜く強健なからだと、明朗かっ達で情味ゆたかな心を持った人間

自立的な人間を育成する
真理を尊び、正義を重んじ、勤労を愛し、自立的で創造的な、うるおいのある人間

社会的な人間を育成する
自他を敬愛し、責任を重んじ、進んで世の人々の幸福のために貢献する人間

  • 沿革

昭和34年に米軍の接収解除により、浜甲子園にあった広大なキャンプ地が返還されました。昭和35年に、戦後のベビーブーム対策として、市営住宅5千戸が計画されたことにともない、市教育委員会が小中学校の新設を計画し、さらに普通高校を設立することとなりました。そして、昭和38年、西宮市立西宮東高等学校が開校しました。
創設にあたり、地元の熱意に励まされ、初代の藤井校長は、「西宮東高等学校を生徒たちが誇りをもつ学校、生徒たちが愛する学校に育てあげたいと念願している。生徒たちが誇りをもつ学校に育てるには、自発的で自律的な学習態度と、きびしい躾のもと気品ある言動を身につけた生徒たちでみちみちた学校にすることが大切であろう。真剣で、積極的なクラブ活動、精選された学校行事が緑の多い、美しく整備された校庭で展開されるならば、楽しい学校となり、生徒たちの愛する学校となるであろう。」との教育方針を述べておられます。

昭和37年(1962年)西宮市立西宮東高等学校が設置決定
昭和38年(1963年)第1回入学式(10学級・535名)
昭和62年(1987年)理数コースを設置
昭和63年(1988年)西宮東高校ホール(なるお文化ホール)完成
平成15年(2003年)理数コースを自然科学系コース(数理・科学コース)に改編
平成22年(2010年)総合人間コース(人文・社会科学コース)を設置

西宮市立高等学校スクール・ミッション(PDF)

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お問い合わせ先

教委 学校教育課

西宮市六湛寺町10-3 西宮市役所本庁舎 6階

電話番号:0798-35-3857

ファックス:0798-22-7019

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