生食用生鮮食品(ヒラメ、馬肉)による食中毒に注意しましょう!
更新日:2023年6月27日
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生食用生鮮食品(ヒラメ、馬肉)による食中毒について
近年、全国的に、食後数時間程度で一過性の嘔吐や下痢を呈し、軽症で終わる有症事例で、既知の病因物質が不検出、あるいは検出した病因物質と症状が合致せず、原因不明として処理された事例が報告されていました。
平成23年4月、薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会において、これらの有症事例に係る審議が行われ、生食用生鮮食品のヒラメ及び馬肉の摂取に関連した有症事例について、特定の寄生虫の関与が強く示唆され、食中毒発生リスクの低減を図るためにも必要な処理等を行うよう提言がなされたところです。
平成23年6月以降、当該寄生虫を起因とすると考えられる有症事例が報告された際には、食中毒事例として取り扱うこととなりました。
<予防対策>
ヒラメの寄生虫(クドア属粘液胞子虫のクドア・セプテンプンクタータ)
- マイナス15度からマイナス20度で4時間以上冷凍する
- 中心温度75度で5分以上加熱する
馬肉の寄生虫(住肉胞子虫のザルコシスティス・フェアリー)
- 中心温度マイナス20度で48時間以上、マイナス30度で36時間以上、
または、マイナス40度で18時間以上冷凍する - 急速冷凍装置を用いた場合は、中心温度マイナス30度で18時間以上冷凍する
- 液体窒素に浸す場合は、1時間以上浸す
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