結核について[市民の方向け]
更新日:2024年7月19日
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結核は昔の病気と思われがちですが、今でも日本では年間10,000人以上が発病し、1,600人以上が命を落としている感染症です。
結核は誰にでもかかる可能性がありますが、治療により治る病気です。
令和5年、西宮市では新たに43人が発病されました。高齢化にともない65歳以上の結核発病者が7割以上となっています。
結核について正しい知識をもち、感染予防と早期発見を心がけましょう。
結核予防のために
・1年に1回は胸部エックス線検査を受けましょう。
とくに65歳以上の方は感染症法で年に1回結核検診を受けることが義務付けられており、市の集団検診を利用すれば胸部エックス線検査を無料で受けることができます。検診については下記リンク先をご確認ください。
西宮市の「けんしん」のご案内
・こどもの結核予防には、BCGワクチンの接種が有効です。日本では「生後5か月に達した時から生後8か月未満」が標準的な接種期間とされており、世界で広く用いられています。下記リンク先をご確認ください。
結核(BCG) の予防接種(西宮市ホームページ)
・規則正しい生活、栄養と休養を上手にとり、免疫力を低下させない体づくりを心がけましょう。とくに糖尿病、人工透析中の方、ステロイド剤や免疫抑制剤を使用している方、HIV/AIDSに感染している方などは結核発病のリスクが高いといわれています。
もしかして結核?と思ったら
結核の症状は風邪の症状とよく似ています。
2週間以上咳が続く、痰(たん)が出る、痰に血が混じる、体がだるい、微熱が続く、体重が減った・・・など、気になる症状があればは早めに医療機関を受診しましょう。
結核患者の支援など
結核患者の服薬支援
結核を完全に治すためには、6か月以上抗結核薬を毎日正しく確実に飲むことが必要です。しかし、不規則な服用を続けると薬に対して抵抗力(耐性)を持つ菌が作られてしまい、治るまでに何年も要することになります。
そこで服薬支援のための方法としてDOTS(ドッツ;直接服薬確認方法)が普及し、大きな成果を上げています。DOTSとは、患者さんが薬を飲むのを保健師などが目の前で確認し、服薬を支援することです。
西宮市保健所では、保健師などが通院治療している患者さんに対してそれぞれの生活にあった方法(訪問、郵送など)で体調や服薬状況の確認を行っています。
結核患者の家族等の相談、健康診断、結核患者の検診
保健所では、結核患者の家族等の相談、健康診断(エックス線撮影、血液検査)や結核患者の検診を行っています。
※詳しくは、保健所保健予防課感染症予防チーム(0798-26-3675)までお問い合わせください。