要約筆記者養成講座について
更新日:2024年4月18日
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要約筆記とは
聴覚に障害のある人は、聞こえない・聞こえにくいことによって情報が得られず、周囲の人たちとのコミュニケーションに関して苦労や不便を感じることがあります。
要約筆記とは、聴覚に障害のある人(主に中途失聴者・難聴者)に、話の内容をその場で要約し文字にして伝えるコミュニケーション支援の方法です。話し言葉をそのまま文字にするのではなく、要約して読みやすくわかりやすい文章で伝えます。
西宮市では、聴覚又は音声・言語機能障害の身体障害者手帳の交付を受けた方を対象に、公的機関・医療機関等での社会生活上、必要な用務が円滑に行われるよう要約筆記者を派遣しています。
要約筆記の方法
要約筆記には、紙やロール紙、ホワイトボードに文字を書く「手書き要約筆記」と、パソコンに入力して文字を表出する「パソコン要約筆記」があります。また、利用人数に応じて「全体投影」や「ノートテイク」といった方法が使い分けられます。
全体投影
会議や講演会など、利用者が多数の場合に採用する方法です。プロジェクターを使ってスクリーンに要約筆記を表出します。
ノートテイク
医療機関の受診等、利用者が少数の場合に採用する方法です。利用者の隣で手書きやパソコンで要約した文章にして、利用者に読んでいただきます。
要約筆記者養成講座について
西宮市では、厚生労働省カリキュラムに基づいて聴覚障害や社会福祉等の基礎知識と要約筆記の技術を学び、講座修了と全国統一要約筆記者認定試験の合格を目指す、養成講座を実施しています。
令和6年度は手書きコースを開催します。西宮市の登録要約筆記者として活動していただける熱意のある方の受講をお待ちしています。
令和6年度(2024年度)要約筆記者養成講座(手書きコース)
令和6年度の募集は終了しました。
開催日時
2024年5月15日から12月4日(毎週水曜日、全29回、8月14日は休講)
13時30分から16時30分
場所
西宮市総合福祉センター会議室401・402(西宮市染殿町8-17)
定員
15名程度(応募者多数の場合は西宮市内在住者を優先とし、抽選にて決定します)
受講料
無料。ただし、別途テキスト代と材料費が必要です。
※テキスト代4,000円(税込)(厚生労働省カリキュラム準拠テキスト使用)
※材料費1,000円(ロール紙、ペン、手袋等のセット)
対象者
次の1~2の条件を満たす方
1.全29回の80%以上に出席できる18歳から60歳ぐらいまでの方
2.講座修了、全国統一要約筆記者認定試験合格を目指し、試験合格後は西宮市の登録要約筆記者として聴覚に障害のある人のコミュニケーション支援活動を担っていただける方
その他
兵庫県内在住で18歳以上の方は、兵庫県主催の要約筆記者養成講座も受講いただけます。
日時等の詳細は、兵庫県ホームページ(外部サイト)をお確かめください。