実在の機関や企業、家族をかたって家族構成や資産状況を聞き出したり、所在を確認したりする、いわゆる「アポ電（アポイントメント電話）」に関する相談が寄せられています。
このような不審な電話は、振り込め詐欺や還付金詐欺など財産的被害のきっかけとなるだけでなく、過去には「アポ電」が関わる強盗殺人事件まで発生しており、注意が必要です。
被害に遭わないためには、知らない電話番号からの電話に出ない、もし出てしまった場合でも「〇〇です」と名乗らない、など万全の注意を払うことが重要です。着信番号通知や録音機能を活用し、誰からの電話なのか分かった上で電話に出るといった対策が有効です。
心当たりのない電話に出てしまった場合には、会話から個人情報を知られる恐れがあるため、家族構成や資産状況を聞かれても絶対に答えず、すぐに電話を切りましょう。家族を名乗る電話でも、一度切ってかけ直すことで、トラブルを避けられます。
あやしい電話だと思ったら、速やかに消費生活センターにご連絡ください。