より早く、より遠く、より高く
1月27日(日)午前10時 津波避難訓練
この訓練は、今後危惧されている南海トラフ巨大地震の発生とその後に襲来する津波を想定して行うものです。
市民一人ひとりが地震や津波から自分たちの命を守るためにこの訓練に参加し、適切な避難の方法を考え、いざというときに迅速に行動できるようにしましょう。
詳しくは市のホームページからも見ることができます。
訓練の想定 平成25年1月27日(日)
- 午前10時
- 南海トラフ巨大地震が発生(震度6弱)
- 午前10時3分
- 「兵庫県瀬戸内海沿岸」に大津波警報を発表
- 午前11時半
- 西宮市沿岸に津波第一波(5メートル)が到達
- 正午
- 訓練終了
※平成24年8月29日に内閣府が発表した「南海トラフ巨大地震に関する被害想定」をもとに作成しています
(1) 緊急情報を知る 【午前10時】
| 防災スピーカー(市内全域)
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| 防災サイレン(JR神戸線より南の地域)
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http://bosai.net/nishinomiya/
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| 西宮市ホームページ「緊急・災害情報」
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| さくらFM(78.7メガヘルツ)
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| ツイッター
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(2) 地震の揺れから身を守る(シェイクアウト) 【午前10時~10時3分】
午前10時になったら、下記のように「地震発生時に命を守るための基本的な安全行動-シェイクアウト」を約3分間行ってください
※シェイクアウト…2008年にアメリカで始まった、地震発生時に瞬時に身を守る行動ができるようにする訓練
命を守るための基本的な安全行動
- 姿勢を低く!
- 体・頭を守って!
- 待つ!
(3) 5メートルの津波が来る前に避難する 【午前10時3分~110時半】
(3-1) 津波避難ビルへ (3-2) JR神戸線より北へ
※申込不要、当日自由参加
- 個人や家族で、近くの津波避難ビルの「位置」、「収容可能人数」、「避難可能箇所」を確認します(津波避難ビルには看板が設置してあります)
※原則、自宅等から標高の高い(北側の)場所にある津波避難ビルを確認しましょう
- 避難経路や所要時間、途中の危険箇所などを確認します
※津波避難ビルは収容できる人数に限りがあるため、入りきれないことも想定し、可能な限り複数の津波避難ビルを確認しましょう
- 津波避難ビルには受付を設置し、職員が待機しています。参加者は受付でアンケートにご協力お願いします
スタンプラリー
この訓練では、スタンプラリーを行います。各津波避難ビルの受付で職員からスタンプを押してもらいます。スタンプが3コ集まれば、防災グッズをプレゼントします(無くなり次第終了)。
この訓練への参加者は事前の申込が必要です。
申込方法など問合せは地域防災啓発課(0798・35・3092)へ。
訓練当日に開催 防災イベント
訓練に参加しない人も見学・参加できます。ぜひお越しください。
- 夙川公民館
- 安井小学校
- 六湛寺公園
- 深津小学校
- 二見公園
- 武庫川女子大学甲子園会館
- 防災講演会「津波から命を守る~津波災害死ゼロを目指して」
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午前10時半、11時、11時半から夙川公民館で。
講師はひょうご防災特別推進員・岸本正さん
- 防災講演会「災害時の救助活動~市民の皆さんのやるべき事」
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午前10時半、11時、11時半から武庫川女子大学甲子園会館で。
講師は兵庫医科大学病院救命救急センター長・小谷穣治さん
マンションなどの津波避難ビルは所有者や住民の善意によって指定していますので、「緊急時」は避難できますが、今回のように「平常時」に実施する訓練では、中に入ることができません
適切な避難行動が重要
西宮市長 河野昌弘
市民の皆さんには、健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
さて、東日本大震災の発生から1年9カ月が過ぎ、阪神・淡路大震災から18年目を迎えようとしています。この二つの大災害は、私たちが今までに経験したことのない想定をはるかに越えるものでした。しかし、今後30年以内に、南海トラフを起因とする巨大地震が発生する確率が高く、本市には最大で5メートルの大津波が襲来すると言われています。私たちはこの大災害に備えていかなければなりません。
その一環として、1月27日(日)に「津波避難訓練」を実施します。この訓練を通して市民の皆さん一人ひとりに、いざという時の迅速な行動と、自分の命は自分で守る方法を身に付け、また、自力での避難が困難な高齢者や体の不自由な人を地域の力で守る方法を確認する機会としていただきたいと考えています。今回は、主にJR神戸線より南の地域を対象に実施しますが、その他の地域でも危惧(ぐ)される地震や洪水、土砂災害等に備え、災害避難訓練などに自主的に取り組んでいただきますようお願いします。
これからも市民の皆さんと、参画と協働による災害に強い安全なまちづくりに全力で取り組んでまいります。
地域の防災力
自らの命は自分で守る
小松校区自主防災会会長
樋口俊次さん
昨年行われた防災講演会の講師である群馬大学大学院教授・片田敏孝さん(「釜石の奇跡」の立役者)は、住民が「〝防災は行政がするもの〟と思い込み、行政からの情報や指示を待っていると、避難が遅れる」と指摘され、「防災は本来〝いかにして人を死なせないか〟を目的にすべき。その対策は〝自らの命は自分で守る自助の必要性を前面に出すべきだ〟」と結んでおられました。私はこの言葉に大変共感しました。
小松校区自主防災会としては、1人でも災害による死者を減らすため、平成23年から行政の指導のもと、自然災害を想定した防災マップの作成を始めました。各自治会長が先頭に立って、子どもたちと一緒に町内の細部までまち歩きをして、(1)安全な避難経路、(2)地域の集合場所、(3)地域の防災関係施設、(4)防災に役立つ場所などの確認作業をしながら作っていきました。完成した防災マップは各家庭に配布しています。
自主防災会の集まりは平日に行うため、参加者の年代が偏ってしまうのが現状です。これからは若い世代の人たちにも、地域防災により興味を持って、積極的に参加してもらいたいですね。
知っていますか? ~南海トラフ巨大地震
津波避難ビル
この看板が目印
しかし、どうしても遠くまで避難できないときは、近くの堅固で高い建物に避難する必要があります。
そのようなときの緊急的な避難場所になるのが「津波避難ビル」です。
津波避難ビルは、津波発生時に浸水の危険性があるJR神戸線より南の地域にある3階建て以上の堅固な建物から選ばれています。
指定した建物には看板が設置され、収容可能人数等が記されています。
津波避難ビルマップは、1月上旬にJR神戸線より南の地域に全戸配布するほか、市のホームページからも見ることができます。
外国人市民の皆さんへ
http://www.nishi.or.jp/homepage/tsunami/multilanguage.html
問合せ
にしのみや津波ひなん訓練
※訓練当日のみ(0798・35・3456)