平成18年度　西宮市民文化賞受賞者紹介（武井　泰道さん）

　墨相画家　全国公募日本墨相展代表　西宮市水墨・墨彩画協会会長

　京都市立美術大学西洋学科を卒業後、昭和47年（1972年）より日本画・墨彩画に転向。昭和58年（1983年）に全国公募日本墨相展、平成10年（1998年）には西宮市水墨・墨彩画協会を設立した。現在も、全国公募日本墨相展代表、西宮市水墨・墨彩画協会会長などを務め、全国各地で活躍している。
　また、平成13年（2001年）には、第17回全国水墨画秀作展（作品名「脱出」）にて、内閣総理大臣賞を受賞された。
　全国各地での積極的な展覧会の開催や東京都、大阪市立美術館において毎年公募展を主催するなど墨彩画の普及に努めるとともに、神戸をはじめ各地のNHK文化講座の講師としても活躍している。
　さらに、平成6年（1994年）にパリで個展を開くと同時に、西宮市の友好都市であるアジャン市の市民に墨彩画の描き方を披露し、平成9年（1997年）には友好都市の紹興市で作品展示及びデモンストレーションを行うなど、墨彩画を通じて国際交流の絆を深めた。

　～墨彩画の普及に尽力～

　日本の伝統美術である墨彩画を通じて高い精神性を示すとともに、積極的な展覧会の開催や公募展を主催するなど墨彩画の普及に尽力されました。

制作風景　アトリエにて

　平成6年（1994年）10月
　「武井泰道展」　

　パリ　シャンゼリゼ
　ポアン・ジャルギャラリー　にて

平成6年（1994年）10月　
　日仏親善

　南フランスのアジャンにて、
　デモンストレーションによる市民との交流

平成9年（1997年）9月
　日中親善

　紹興市友好訪問
　作家との交流会で、
　墨彩画について語る武井さん

　～全国レベルでの後進の指導及び市民文化の向上に大きく貢献～

　全国公募日本墨相展代表、西宮市水墨・墨彩画協会会長などを務め、全国レベルでの後進の指導にあたられるとともに、市民ギャラリー等のセミナー講師としても活躍し、市民文化の向上に大きく貢献されました。

平成14年（2002年）1月
　全国公募日本墨相展

　新年デモンストレーション

平成16年（2004年）11月
　市民ギャラリーセミナー

　市民の方に、模範描画指導のもと
　墨相画の描き方を指導