地籍調査による官民境界の確認について

本市では、平成19年度より地籍調査を官民境界等先行調査に引き続き街区境界調査を手法として実施しております。
　地籍調査とは、国土調査法に基づいて行う調査であり、それぞれの土地について、所有者、地番及び地目の調査並びに境界及び地積に関する測量を行い、その結果を地図（地籍図）及び簿冊（地籍簿）に取りまとめる調査のことをいいます。
　街区境界調査とは、官民境界等先行調査に代わり令和3年度より実施中の調査で、街区を構成する土地のうち、市（国・県を含む）が所有する道路・水路等と接する、宅地・畑等の民有地との境界（官民境界）を街区境界として先行して確認する調査のことをいいます。
　本市ではこれらの調査により得られた成果を活用して、現地にある境界板や測量鋲等の官民境界を示す標識を記載した道路台帳図を作成しております。それらの標識は世界測地系といわれる国家座標で管理しておりますので、仮に亡失したとしても、容易に復元することが可能となります。

官民境界を確認するメリットとして、つぎの事柄が挙げられます。

• 土地の売買や分筆において必要となる道水路境界明示書と同じ効力を持つ道路台帳記載事項証明書を申請受理できます。
• 官民境界を速やかに復元することが可能となるため、地震、水害等の災害時における道路やライフライン等の復旧に役立ちます。

令和6年度は、つぎの箇所・町名を対象に、街区境界調査の手法により実施します。

• 若草町1丁目、小松北町1丁目（官民境界の立会い確認／後工程）
• 甲子園三番町、若草町2丁目、小松東町1～3丁目（測量のための基準点設置／前工程）

詳細につきましては、土木調査課台帳整備チーム（TEL：0798-35-3675）にお問い合わせください。

官民境界等先行調査・街区境界調査による地籍調査

実施地区一覧　（官民境界等先行調査、街区境界調査）

※進歩状況等により、後工程の実施時期を変更する場合があります。
※高松町、深津町、津門飯田町における実施区域は、町区域と異なります。
※令和3年度より官民境界等先行調査に代わり街区境界調査として調査を進めております。（令和3年度の小曽根町1～4丁目、令和4年度の甲子園一番町、甲子園二番町、若草町1丁目、小松北町1～2丁目　以降の実施地区）

　令和5年度に甲子園一番町・甲子園二番町で実施した地籍調査(街区境界調査）の最終的な成果（街区境界調査図・街区境界調査簿）を11月5日から11月22日の執務時間に土木調査課窓口にて閲覧できます。

このバナーをクリックしていただくと、国土交通省地籍調査webサイトに接続します。こちらのwebサイトでは、全国の地籍調査の実施状況等が掲載されています。
　
　
　

市が所有する道路・水路等のうち、官民境界等先行調査・街区境界調査により立会い確認された官民境界について、土地所有者からの申請により、道水路境界明示書に代わり「道路台帳記載事項証明書」を交付しております。

道路台帳記載事項証明申請書
申請書には、土地所有者の印鑑証明書等の添付書類が必要です。
証明書を受け取る際に、証明書の手数料として1通につき300円（西宮市収入証紙）が必要です。
証明書の交付には申請から約1週間を要します。

土木調査課

• 道路台帳記載事項証明申請書（ワード：63KB）