令和6年3月(若鮎や 生瀬トンネル 開通す)
更新日:2024年4月10日
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てくてく歳時記
令和6年3月
このほど、国道176号の拡幅工事の要衝である生瀬トンネルが開通し、2月13日から供用開始となりました。今後、令和8年春の四車線化に向け工事が進められると共に、山口地区までの全線開通も早期に実現するよう、市をあげて国に要望を続けていきたいと思います。また、生瀬から武庫川右岸を抜けて宝塚に向かう県道生瀬門戸荘線も、これまで対面通行できなかった宝生ケ丘工区が、この2月に拡幅され、対面通行ができるようになりました。
江戸時代の生瀬村は公用の人や馬を備えた「宿駅」に指定され、丹波や播磨と摂津を結ぶ宿場町として栄えました。当時の村の総戸数の大半が宿駅業務に携わっており、武庫川沿いの急峻な地形の地域を旅する上で、重要な土地と位置付けられていました。
武庫川のこの流域では、春に地域の人たちの手によって、稚鮎が放流されているそうです。昔の人たちは、生瀬の宿場町から武庫川に沿って旅をしていた際、川を元気に泳ぐ鮎の姿を目にしていたかもしれません。
鮎がすいすい泳ぐように、地域の交通事情もすいすいと進んでいくよう、引き続き頑張ってまいります。
≪写真≫ 完成した生瀬トンネルの様子
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