災害に備える備蓄として店舗流通在庫を活用。(株)良品計画と協定を締結
更新日:2024年2月9日
ページ番号:42949706
実施日:2024年1月31日
1月31日、無印良品 阪急西宮ガーデンズで、株式会社良品計画と「災害時における備蓄物資確保等に関する協定書および覚書」の締結式を行いました。
この協定は、災害等が発生した場合や発生する恐れがある場合に、同社より食料や衛生用品等を提供いただくことなどを定めたものです。市が用意する備蓄物資とは異なる品物の提供を行っていただくことで、被災者のストレス緩和や避難生活の質の向上を図ることを目的としています。また、平常時には「無印良品 阪急西宮ガーデンズ」の商品としてストック、管理、販売を行っている商品を、災害などが発生した際に市からの要請に応じて提供いただくことで、災害備蓄品を保管する倉庫スペースや備蓄品の買い換え費の削減につながります。
同社の長田英知(ながた・ひでとも)執行役員は「良品計画は、各店舗が地域のコミュニティセンターとして地域の役に立つことを目指しています。災害がないことが一番ですが、万が一、西宮で災害があった時に、我々がお役に立てるように協力していければと思っています」と話されました。
石井市長は、「この協定で、災害時にご提供いただけることになった食品は、賞味期限の長さなどの問題で、自治体では備蓄することができないものです。災害備蓄品とは違う食品を食べられることは、復興までの長い避難生活で心理的に大きな支えとなります。また、店舗販売用の在庫品を災害時に活用するという画期的な備蓄方法は、市として備蓄品を事前に買って持っておく必要がなく、財政的にも大変ありがたいものです。今後も良品計画様と共に、地域のさまざまな面での魅力向上と災害耐久力の強化について連携していきたいと思います」と述べました。
お問い合わせ:災害対策課(0798-35-3626)