小学生「体力向上プログラム」
更新日:2019年12月20日
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平成29年(2017年)10月29日、小学校高学年(4から6年生)を対象とした体力向上プログラムが北夙川体育館で開催されました。
小学校高学年(4から6年生)は運動神経の発達がピークを迎える大事な時期です。西宮市では、筋肉や身体感覚の発達が偏らないように、バランスの良い運動をメニューに取り入れた教室を実施してます。
この日は、全日本中学校陸上競技選手権大会女子4×100mで市立学文中学校陸上競技部を初優勝に導いた佐藤貢先生に指導していただきました。
教室には、バスケットボールやサッカーなど、自分が習っているスポーツに活かしたいと考えている子供や、何もスポーツをしていないけれど足が速くなりたい子供が参加しました。
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練習は、歩くことから始まり、体全体を使って手を回して歩く、ゆっくり走る、手を互い違いに回しながら歩くなど、様々な動きをしながら体育館を周回しました。
そして、準備体操を行い、カラーコーンをジグザグに走りました。
次のメニューは、2つに分かれて縄跳びとバスケットボールを使って練習をしました。バスケットボールを使う練習では、横向きにパス、向かい合わせでパスをしながら走ったり、後ろ向きになって、ボールを両足で挟んで相手にパスをしたりと様々なメニューに子供たちも楽しく取り組んでいました。
ミニハードルを使っての練習では、短い間隔に置かれたハードルをひとつずつ両足、片足で飛び越えたり、ハードルとのあいだに両足をつけるステップをして飛び越えたりと、子供たちは戸惑いながらも様々なメニューに挑戦しました。
速く走るための練習
最後に速く走るための練習が行われました。
- 足を肩幅より少し狭め、かかとを1~2センチあげる。
- 片足ずつの練習で、かかとがお尻と足の境目にくるように走る
- 両足を使って、かかとがお尻と足の境目にくるように走る
ポイントとしては靴の裏が後ろを向いている方が速く走れる。靴の裏が上を向いているのは不正解とのこと。
- 身体をまっすぐにし、片足ずつ膝を前に出して走る
- 両足を使って膝を前に出して走る
- 前に出した足を地面に速くつけて走る
地面に足を速くつけることができる人は走るのも速いとのこと。
最後は音に反応して走る練習です。うつ伏せ、合図で一回転、あぐらから合図で立ち上がる、前向きにうつ伏せになり音に反応して走る練習をしました。
佐藤先生は「小学校高学年(4~6年生)は身体や、脳のバランスを鍛えるのにも適した時期です。運動不足と言われている今の子供たちは、なかなか、自分たちで公園の中などで色々と考えて遊ぶことが難しくなってきています。そんな中でも、心身ともにバランスがとれた健康な子供がすくすく育って欲しいと期待しています。」と話をされました。
子供たちは「体を柔らかくしたり、足を速くするために、今日練習したことを家でも行いたいです。」、「初めて教えてもらったことや新しく発見したことがあったので、これから毎日続けて練習したいです。」とプログラムの感想を語ってくれました。
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