【西宮市国民健康保険】COPD(慢性閉塞性肺疾患)啓発推進事業
更新日:2024年7月22日
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令和4・5年度は、COPD(慢性閉塞性肺疾患)の発症リスクの高い人、または治療中断中の人を対象として実施しました。
事業実施にあたって、株式会社キャンサースキャンと連携協力して行いました。
COPDとは?
COPDとは、呼吸機能が低下していく肺の病気です。主な原因はたばこ(患者の90%が喫煙者)で、「肺の生活習慣病」ともいわれています。以前は「慢性気管支炎」、「肺気腫」と呼ばれていましたが、現在は「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」と呼ばれています。
COPDになると、肺が炎症を起こし、呼吸がしにくくなります。
初期は無症状で、ゆっくりと進行し、しかも現代の医学では元通りにはなりません。
重症化を防ぐには
早期に診断し、すぐに禁煙をすることが必要です。さらに適切な治療をほどこすことで、悪化をできる限り食い止めることができます。主な症状は「階段や坂道で息が切れる」「咳やたんが長引く」などです。自覚症状が現れる前、もしくは症状が出たらすぐに医療機関に受診してください。
事業内容
事業対象者
40歳以上の国民健康保険被保険者で、次のいずれかに該当する人
- ハイリスク者:令和3年度(または令和4年度)の特定健診問診票で「喫煙習慣がある」と回答し、過去にCOPDの治療歴のない人
- 治療中断者:過去にCOPDの治療歴があり、過去6か月間にCOPDの治療歴がない人
事業内容
- 西宮市国民健康保険加入者のCOPDについての分析
- 事業対象者へ受診勧奨通知
- 効果検証
事業結果報告
令和4年度結果
1.COPDについての分析
事業対象者数 | |
---|---|
ハイリスク者 | 1,769人 |
治療中断者 | 210人 |
2.事業対象者へ受診勧奨通知
ハイリスク者と治療中断者に対して、令和5年1月末に受診勧奨通知を1回発送しました。
3.効果検証
効果検証期間は令和5年2月~4月です。
※医療機関受診率は事業対象者のうち事業開始前に医療機関を受診した人を除いて算出
- ハイリスク者:医療機関受診率5.5%でした。
- 治療中断者:医療機関受診率7.9%でした。
実施内容の詳細ついては、以下をご覧ください。
令和4年度COPD疾患啓発の推進に係る連携・協力(COPD個別受診勧奨)事業報告書(PDF:2,240KB)
令和5年度結果
1.COPDについての分析
事業対象者数 | |
---|---|
ハイリスク者 | 1,683人 |
治療中断者 | 360人 |
2.事業対象者へ受診勧奨通知
令和4年度結果を受けて、令和5年度は受診勧奨通知を年度内に2回行いました。
3.効果検証
効果検証期間は令和5年9月~11月です。
※医療機関受診率は事業対象者のうち資材を発送した人で、事業開始前に医療機関を受診した人は除いて算出
- ハイリスク者:医療機関受診率9.3%で、令和4年度(5.5%)と比較すると3.8ポイント高くなりました。
- 治療中断者:医療機関受診率13.0%で、令和4年度(7.9%)と比較すると5.1ポイント高くなりました。
実施内容の詳細ついては、以下をご覧ください。
令和5年度COPD疾患啓発の推進に係る連携・協力(COPD個別受診勧奨)事業報告書(PDF:2,517KB)
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お問い合わせ先
国民健康保険課 保健事業チーム
西宮市六湛寺町10-3西宮市役所本庁舎1階
電話番号:0798-35-3115
ファックス:0798-22-7288