暗渠清掃
更新日:2014年5月14日
ページ番号:20841657
プロフィール
公共下水道の整備が進むにつれて、これまでの水路が暗渠として整備されることが多くなってきました。
そこで、昭和51年に暗渠の調査を開始し、翌52年には、試験的に市内数本の暗渠を清掃計画に組み込みました。そして昭和53年から本格的に暗渠を計画清掃に組み込みました。当初は、初めて清掃をする暗渠が多く、浚渫土砂も膨大でしたが、定期的な清掃により現在は、少なくなっています。清掃対象水路約551本のうち約239本の暗渠を年に1回の計画で清掃しています。
作業の様子
暗渠清掃は、暗渠にたまっている土砂や詰まっているゴミの処理が主な仕事になります。
普通、暗渠には一定の距離で開口部が設けられており、そこから土砂やゴミなどを処理します。高圧洗浄車を使って、土砂などに強い力で水を当てて開口部の下まで寄せてきます。水は、工業用水を使っています。そして、暗渠では職員が土砂などが残っていないか確認します。
高圧洗浄車のタンクの水が無くなると給水車で給水します。
この車の導入で一日で清掃する距離が伸び、効率がよくなりました。
また、高圧洗浄車の水の噴出し口を変えることで、下水管などの詰まりにも対処することができます。
暗渠清掃は、職員が開口部から暗渠に入ります。暗渠内部の安全を確認して、装具を装着して土砂などの処理をします。
暗渠清掃は、非常に手間がかかり、大きな車を使って作業ををするので交通の安全にも注意しなければならず、時間もかかります。
年々、都市の整備も進み、暗渠はどんどん増えています。
目に見えない暗渠を清掃して、水の流れを確実にすることで洪水などの被害をふせいでいます。
暗渠の中はとても暗く、職員はライトを持って入ります。
清掃作業と同時に壁や天井の破損を調べたり、何か異常がないかしらべます。