【消防局】ウー・カン消防通信!~「新任隊員の挑戦」のお話~
更新日:2024年9月5日
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第20回
西宮市消防局では、内規により救助隊員の資格制度を設けています。
現在の資格制度は、兵庫県消防学校初任教育修了後、採用初年度の12月に、約1週間にわたって実施する救助訓練と、この訓練を修了した隊員を対象として翌年度に実施する選抜訓練から構成されています。
先日、その第一関門となる救助訓練が行われました!
令和5年 整列する新任隊員
この訓練の歴史は古く、在職するすべての消防職員が、これまでにこれと同程度の訓練を修了しており、消防職員が立ち帰る原点となっています。
救助訓練の歴史
昭和49年 西宮市大屋町 消防局瓦木分室にて実施した新任職員を対象とした救助訓練
昭和62年 救命索発射銃の取扱い指導を受ける新任隊員
昭和63年 マット型空気ジャッキの取扱い指導を受ける新任隊員
平成2年 西宮消防署にて担架水平救助訓練を実施する新任隊員
平成4年 仁川渓谷にて座席懸垂降下訓練を実施する新任隊員
新任隊員のときに抱いた人命救助に掛ける使命感は、時の経過とともに色褪せるものではなく、阪神・淡路大震災での人命救助活動や、東日本大震災への緊急消防援助隊派遣をはじめとする、組織力を上回るような大規模な災害現場では、より一層強く結束してきました。
在職するすべての消防職員がこうした経験を共有することができることが、西宮市消防局の最大の強みです。
平成7年 阪神・淡路大震災
平成9年 高所救助訓練(応急はしご救出)を実施する新任隊員
平成14年 三連はしごの取扱い指導を受ける新任隊員
平成22年 訓練開始報告を待つ新任隊員
今後の西宮市消防局について
「青は藍より出でて藍より青し」ということわざがあります。
教えを受けた人が、教えた人より優れるという意味です。
バトンを受け継ぐだけでなく、先人たちを超え、さらなる発展と、組織の要となる人材の育成を目指して、これからも西宮市消防局の取組は続きます。
今後とも、当市消防行政の推進にご理解とご協力をお願いします。