脳脊髄液減少症について
更新日:2024年4月19日
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脳脊髄液減少症とは
「脳脊髄液減少症」とは、交通事故、スポーツ外傷、落下事故等による頭部や全身への強い衝撃が原因で、脳脊髄液が漏れ出して減少してしまうことにより、激しい頭痛、首の痛み、めまい、嘔吐、身体のだるさ、不眠などの様々な症状を引き起こす疾患です。事故等の後遺症として、通常の生活を送ることに支障が生じているにもかかわらず、周りの人から怠慢である等の批判を受け、十分な理解が得られなかったことなどの事例も指摘されています。また、小児の脳脊髄液減少症に関しては、まだ病態は明らかではなく、起立性調節障害や難治性片頭痛、心身症と診断される例も多いとされ、不登校の原因になっていることも少なくないといわれています。
平成19年から国の研究班によって、この病気の統一診断基準や治療方法を確立するための研究が続けられ、平成23年10月に厚生労働省研究班(脳脊髄液減少症の診断・治療の確立に関する調査研究)が「脳脊髄液漏出症」の画像診断基準等を公表しました。今後も研究班は病態解明、診断・治療法の開発を目指し取組を続けています。
また平成28年4月から、硬膜外に患者さん自身から採取した血液を注入し、髄液が漏れていた部分を塞ぐ治療法「硬膜外自家血注入療法」(ブラッドパッチ療法)が保険適用となっています。
診療可能な医療機関について
脳脊髄液減少症の診療可能な兵庫県内の医療機関については、兵庫県のサイトをご参照下さい。
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