地域で活躍する皆さんを紹介No.7
みんなの力でまちをきれいに!
「環境衛生協議会」「ごみ減量等推進員会議」

普段、私たちが暮らすまちや道路、公園等が美しく保たれているのは、「環境衛生協議会」「ごみ減量等推進員会議」をはじめとする地域の皆さんがボランティアで活動されていることによるものです。今回の特集では、この両団体の皆さんにお話を伺い、6月に実施する「わがまちクリーン大作戦」を通して日頃の活躍を紹介します。

わがまちクリーン大作戦

始まりは平成元年から・・・
写真:わがまちクリーン大作戦
私たちは、6月と12月の年2回、市民の皆さんや学校、事業所などと協力して、公園や道路の散乱ごみを拾うなどの清掃活動を行う「わがまちクリーン大作戦(以下、大作戦)」を実施しています。
この取り組みは、平成元年に行った「クリーンキャンペーン」が始まりで、当時は約200人の参加者で阪神西宮・阪神甲子園駅周辺や名塩・生瀬などのまちを練り歩きながら清掃を行いました。以後、規模を拡大しながら毎年実施し、28年度には6月と12月の2回で延べ約6万8000人が参加し、約120トンのごみを回収しました。
子供たちの心も育む
写真:わがまちクリーン大作戦
これだけの大きな規模で大作戦を実施できるのは、地域の皆さんの協力によるものです。各地域の自治会では、参加者の取りまとめから実行までしてくださり、地域のために貢献したいと参加してくれる事業者の方々はとても大きな戦力になっています。
また、学校協力のもと参加してくれる部活動の中学生や高校生、顧問の先生、子ども会から参加してくれるお母さんと元気いっぱいの子供たちは、活動に新しい風を吹き込んでくれています。
参加してくれた子供たちの中には、普段からごみを拾ってくれるようになったり、小学校卒業にあたって公園をきれいにしてくれた子供たちもいます。このように、自分たちの手でまちや公園を清掃することが、地域への愛着や感謝の気持ちを育てていると感じます。こうした子供たちの姿を見ることができるのは、大作戦に携わる身として本当にうれしく思います。
声掛けを続けていきたい
写真:わがまちクリーン大作戦
大作戦は今年で45回目となりますが、約30年にわたって続けてこられたのも、市内38地区の代表者が各地域の団体に声をかけ続け、地域の皆さんの協力を得ることができたからだと思います。おかげさまで活動は定着してきましたが、今後も継続していくためには、さらなる発展も必要だと感じています。
例えば、より小さな町単位で実施することで、近所で気軽に参加しやすくなり、普段の暮らしの場をよりきれいにしたいと思ってもらえるようになりました。
また、参加してくれた子供にエコスタンプ()を押したり、もちつき大会と合わせて実施する地域もあるなど、各地域でさまざまな工夫がなされています。このような工夫を通して、家族で楽しく活動してもらうことで、参加してくれる年齢層の幅を広げられていると感じます。

(注)小学生を対象とした「EWCエコカード活動」において、子供たちが環境学習などに参加した際に「EWCエコカード」にエコスタンプを押しています。一定数のスタンプが集まれば「アースレンジャー認定証」がEWC事務局より交付されます

ぜひ、一度ご参加ください!
写真:わがまちクリーン大作戦
みなさんの工夫のかいあって、参加した人からは「自分たちのまちがきれいになり、すがすがしい気持ちになった」、「家族と参加でき、行事として楽しめる」といった声が寄せられており、一度参加した人はその後も参加してくれています。ぜひ一度、みんなの力でまちをきれいにする活動に足を運んでみてください。

まちを美しくするリーダー
環境衛生協議会
「ごみのポイ捨て防止」の啓発や環境衛生等をテーマにした研修会、リサイクル製品の普及啓発などの環境美化活動に取り組む全市的な組織
ごみ減量等推進員会議
美化活動やごみ減量、リサイクル活動などのボランティア活動に積極的に取り組み、環境美化において、地域と行政のパイプ役や各地域のリーダー的役割を担う組織
写真:写真右から順に樋口 賢一さん(同会会長)中村 尭夫さん(同会副会長)大谷 嘉成さん(同会副会長)上山 一三さん(同会副会長)
今回お話を伺ったごみ減量等推進員・環境衛生協議会役員の皆さん。
写真右から順に
樋口 賢一さん(同会会長)
中村 尭夫さん(同会副会長)
大谷 嘉成さん(同会副会長)
上山 一三さん(同会副会長)

参加者募集

「わがまちクリーン大作戦」は6月4日(日))に実施します!
(注)実施日が異なる地域もあります
参加希望者は各地域の自治会美化企画課(0798・35・8653)まで!

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