平成22年度 西宮市民文化賞受賞者紹介(長崎 稔さん)
更新日:2014年2月13日
ページ番号:31462741
長崎 稔(ながさき みのる)さん
写真家 西宮写真美術協会会長
長崎 稔さん プロフィール
昭和12年(1937年)頃より登山などの写真撮影を始めたが、第2次世界大戦で活動を休止し、終戦後の昭和21年(1946年)より創作活動を再開。同年、戦後の混乱の中いち早く、阪神間で初の写真団体白光写友クラブ創設の一員となり、昭和24年(1949年)には西宮写真美術協会の創設にも参画し、平成8年(1996年)より西宮写真美術協会会長を務めている。
また、昭和27年(1952年)には、写真愛好家の全国的な組織である全日本写真連盟県本部委員に就任し、写真芸術文化の普及と振興に努める一方、作品の制作にも積極的に取り組み、フランスインターナショナル・国際写真サロン等国内外のコンクールにおいて数多くの入賞を果たし、写真作家として高い評価を獲得している。
西宮市をはじめ阪神間各市の市展審査員を務めるとともに、昭和44年(1969年)関西に存在する16写団によって、みのるフォトサークルを結成した。会員数は300名近くに上り、現在も講師として合同撮影会・合同写真展を通じて写真技術の向上に努め、後進の指導育成に力を注いでいる。
平成14年度(2002年度)兵庫県ともしびの賞、平成20年度(2008年度)兵庫県高齢者特別賞、平成21年度(2009年度)宝塚市民文化賞を受賞。
本市においては、昭和29年(1954年)の西宮観光協会設立当初より西宮観光協会理事等を歴任し、永きにわたって観光に関する事業の振興にも寄与した。
また、昭和35年(1960年)より西宮市展審査員、昭和45年(1970年)からは勤労者美術展の審査員を務めるほか、第1回西宮さくら祭が昭和41年(1966年)に開催されて以来、さくら祭における写真コンクールの審査及び写真撮影会の指導を毎回行うなど、永年にわたり多くの写真作家や写真愛好家を育成してきた。
さらに、昭和48年(1973年)より西宮芸術文化協会会員として西宮市芸術祭「美術展」の開催に尽力し、西宮写真美術協会会長としても、本市の芸術文化の向上に貢献している。
精力的な創作活動と後進の指導育成
~写真技術の向上及び写真芸術文化の振興と普及に尽力~
限りない情熱で精力的な創作活動を行い、写真家として高い評価を得られるとともに、後進の指導育成や各種展覧会・撮影会の開催などを通じて、写真技術の向上及び写真芸術文化の振興と普及に尽力されました。
平成15年(2003年)7月 西宮市立勤労会館にて
「みのるフォトサークル写真展」の審査風景
平成20年(2008年)10月 西宮市福祉会館にて 西宮市老人講座で、写真撮影の知識や技法について講義
平成20年(2008年)2月 川西市畦野にて
「大和写真クラブ研修例会」で講評
多くの写真愛好家を育成
~西宮市の芸術文化の向上に大きく貢献~
西宮観光協会理事として観光事業の振興に寄与されるとともに、西宮市展審査員、西宮写真美術協会会長として、本市の芸術文化の向上に大きく貢献されました。
平成19年(2007年)4月 滋賀県琵琶湖畔にて 「甲東女性クラブ撮影会」より
平成21年(2009年)2月 伊丹市立美術ギャラリー伊丹にて
「フォト95伊丹写真展」で講評する長崎さん