【鳴尾北幼稚園】卒園式・休園式
更新日:2024年1月22日
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※この記事は平成29年度に作成したものです。
平成30年(2018年)3月16日、鳴尾北幼稚園で卒園式と休園式が行われました。
鳴尾北幼稚園は昭和21年(1946年)に鳴尾村立として設立され、72年もの長きにわたり、地域とともに歴史を刻んできた幼稚園です。
これまでに未来を担う子供たちを送り出してきましたが平成30年(2018年)3月31日をもって休園となります。
【卒園式】
卒園式が始まる前、一年間を振り返るムービーが上映され、保護者の方々は子供の成長を感じ、涙を流されていました。
卒園式が始まり、大きな拍手の中、12名全員が堂々とした姿で入場しました。
園歌を斉唱し、修了証書授与が始まりました。
子供たちは全員、名前が呼ばれると元気よく「はい!」と返事をし、園長から証書を受け取る時には大きな声で「ありがとう。」と言い、証書を受け取りました。
河崎園長は「みなさんが幼稚園を楽しいと感じられるように、先生たちはどんなことをすれば楽しいのかを考え、それを12人の子供たちと共に取り組むことがとても楽しかったです。また、地域の方々との交流や近くの保育所、幼稚園のお友だちと遊んだことなど、色々なことを経験したみなさんを先生たちは安心して小学校へ送り出すことができます。4月には一年生です。これからも友だちを大切にし、どんなこともあきらめずに一生懸命に向かっていく気持ちを忘れず小学校に行ってください。みなさんは鳴尾北幼稚園の最後の卒園児です。鳴尾北幼稚園のことをいつまでも忘れないでくださいね。」
と温かい言葉で祝辞を述べました。
お別れの言葉と歌では、一年間の出来事を言葉にし、鳴尾北幼稚園で過ごした日々を振り返りました。
「蝶の幼虫をみんなで育て、綺麗な蝶になって飛んで行きました。」
「蝉の鳴き声が庭に響いていました。」
「泥んこ遊びでは大きな山にトンネルを掘って水を流して遊びました。」
「友だちと力を合わせた運動会。リレーや綱引きを頑張りました。」
「みんなで氷作りをしました。お花を入れて綺麗な氷を作りました。」
「生活発表会 劇あそびでは大勢の人から拍手をもらって、うれしかった。」
大きな出来事や、小さな出来事を言葉にしてくれたので、子供たちが過ごした幼稚園での出来事が保護者や来賓の方々に伝わっているようでした。
元気な歌声が響く中、式も終わりとなり、子供たちは皆、堂々とした姿で退場していきました。
【休園式】
初めに、重松教育長から式辞がありました。
「鳴尾北幼稚園は『友だちとともにたくましく伸びてゆく子供の育成』を目標に、つながり合うことを大切にした保育を行うとともに、地域に開かれた幼稚園経営をしてきました。地域の皆様に支えられ、愛された鳴尾北幼稚園がこの度、休園することになりました。12名の園児を含め、鳴尾北幼稚園を巣立った園児たちがこの幼稚園で身につけた力を土台として、未来に向かってたくましく生きていくことを期待しています。」
と式辞を述べました。
次に河崎園長からの式辞では、
「72年もの長きにわたり、地域の皆様の温かい支援を受け、6741名の卒園者を送り出し、その歴史を刻んで参りました。子供たちの純粋無垢な可愛らしさや面白さは場を楽しませ、地域にも元気を与えてきました。鳴尾北幼稚園は今年度末をもって休園いたします。しかし、これまで培ってきた幼稚園の教育理念『友だちとともにたくましく伸びてゆく子供の育成』は今後も失われることなく受け継がれていくと思います。歴史ある鳴尾北幼稚園の最後の年に、楽しく意義深い時間を12名の園児とともに過ごすことができ、教職員一同感謝しております。ありがとう鳴尾北幼稚園。」
と式辞を述べました。
鳴尾北幼稚園の創立当初の写真などがスライドショーで上映され、園の歴史を振り返りました。
最後に河崎園長が重松教育長に園旗を返納し、72年の歴史に幕を閉じました。
【式後】
園庭では地域の方々が花道を作り、たくさんの拍手の中、卒園児と先生たちが笑顔で送られました。その後、子供たちから先生たちに感謝の気持ちを込めた花束の贈呈がありました。先生たちは子供たちを抱きしめ、保護者の方々も感動で涙を流し、園との別れを惜しんでいる様子でした。
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