【消防団】消防団員の募集について
更新日:2023年9月27日
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消防団は、火災などの災害発生時だけでなく、地域の防火・防災啓発など、多岐にわたり活動を行っています。地域や社会のために活動・貢献したいという方の入団をお待ちしています。
消防団について
消防団は、「自らの地域は自ら守る」という郷土愛護の精神に基づき、火災をはじめとするあらゆる災害に出動し、地域防災の要として、市民の安全・安心を守る役割を担っています。
消防局は、常備の消防職員による消防機関であるのに対し、消防団は、普段は様々な仕事に就いている方々が、火災・風水害・地震等の災害が発生した時に消防団員(非常勤特別職の地方公務員)として、消防活動を行う非常備の消防機関です。
西宮市消防団について
西宮市消防団は、明治時代の初期頃、西宮港の沖仲仕組が火災・暴風雨に出動し消防作業に従事したことがはじまりとされ、大正、昭和、平成を経て現在、1本部33分団、定員755人で構成しています。
消防団は、火災のみならず、近年増加している風水害や地震等の自然災害など、市民の期待に応えるため、日夜献身的な活動を行っています。
西宮市消防団
西宮市消防団の入団資格について
・西宮市に居住されている方
・18歳以上の方
・志操堅固かつ身体強健な方
・性別問わず
消防団の活動について
災害活動
火災が発生した際には、自宅や職場から現場に駆けつけ、市民の生命を守るとともに、被害の拡大を防止する活動を行います。
また、台風や大雨などにより、市内で災害発生が危惧される際には、消防団車両を活用した広報活動や消防団詰所で災害警戒を行い、災害発生時の対応に備えています。
さらに、大規模災害時には、所轄消防署と連携し、発生直後から救助活動や応急救護活動を行います。
日常訓練
消防分団ごとに、管轄消防署と協力して、定期的に訓練を実施しています。
特に、消防出初式、西宮市総合防災訓練、火災予防運動や文化財防火デーに伴う消防訓練では、参加団体の中でも中心的な役割を担っています。
毎年3月には、全消防分団が参加する消防団消防操法大会を実施しており、操法大会では、市内7地区代表の消防分団が、日ごろの訓練成果を披露します。
また、自主防災会の訓練にも参加し、地域の防災啓発活動を実施しています。
消防警備
年末特別火災警戒として12月26日~31日までの期間は、火災の未然防止を図るため、消防団車両での火災予防広報等を実施するとともに、消防団詰所での特別警戒を実施しています。
西宮神社「西宮十日えびす」や門戸厄神「厄除け大祭」の実施期間中は、担当する地区の消防団員が消防警備を実施しています。
啓発活動
地域のイベントや自主防災会の訓練に参加し、防火防災に関する啓発活動に取組んでいます。
学生消防団活動認証制度
「学生消防団活動認証制度」は、消防団員として活動した学生に対し、市町村長が「学生消防団活動認証証明書」を交付するものです。この証明書は、就職活動の自己PRなどで活用できます。
消防団の活動の様子について
消防出初式 分列行進
消防出初式 一斉放水
消防団操法大会 整列
消防団操法大会 放水
西宮市総合防災訓練 人命救助訓練
西宮市総合防災訓練 地震火災訓練
消防団の特徴について
消防団は、次のような特性をもっており、地域の安全確保のため大きな役割を担っています。
地域密着性
消防団員は、西宮市内に居住されている方で構成しており、地域の実情に精通し、各分団ごとに地域社会に根差した活動を行っています。
要員動員力
西宮市消防団の定員は、消防職員定数の522人よりも多い755人で、大規模災害発生時の活動では大きな力を発揮します。
即時対応力
近隣地域に居住している市民で組織しているため、災害が発生した際は、災害発生初期から活動を行うことができます。
また、日常的に訓練を実施しており、災害に即応できる知識・技術を習得しています。
これらの特徴を活かして、平成7年に発生した阪神・淡路大震災では、消火活動や救出救助活動、住民の避難誘導、救援物資の搬送など大きな役割を果たしました。
阪神・淡路大震災での活動について
出動台数 | 出動人員 | 活動状況 | |
---|---|---|---|
消火活動 | 104台 | 647人 | 市内33分団の分団員は、震災発生時直ちに詰所に参集し、消火・救助活動、負傷者の搬送に従事しました。 救助活動の終了に伴い、各車両に簡易タンクを積載し、市内全域の給水活動を実施しました。 各分団員は、災害活動に尽力し、被害の抑制や被災者の支援に大いに貢献しました。 |
救助活動 | 314台 | 3,328人 | |
給水活動 | 567台 | 2,191人 |
入団後の待遇について
報酬等の支給
消防団員としての役務に対し、各階級ごとに年間一定の金額が報酬として支給されるとともに、災害や訓練などに出場した際に各種手当が支給されます。
また、5年以上勤務し退団した場合には、勤務年数及び階級に応じて退職報償金が支給されます。
公務災害補償
消防団活動により負傷した場合や病気にかかった場合には、公務災害補償制度に基づいて補償を受けることができます。
被服の支給
消防活動に必要な被服や消防団の制服が貸与されます。
表彰制度
職務遂行にあたり、特に顕著な功労・功績があった場合は、表彰があります。
お問い合わせ先
消防局 総務課 消防団係
西宮市六湛寺町8-28
電話番号:0798-32-3147
ファックス:0798-36-2467